ジャンル 世界を知る

中野校

食文化入門 文化としての食とはなにか?

  • 夏講座

森枝 卓士(食文化研究家、大正大学客員教授、早稲田大学講師)

曜日 火曜日
時間 13:10~14:40
日程 全4回 ・07月01日 ~ 07月22日
(日程詳細)
07/01, 07/08, 07/15, 07/22
コード 320322
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

食についての新しい視点を得る。
文化についての新しい視点を得る。
歴史、比較文という視点から理解を深める。

講義概要

食は文化である。生物学的に同じ種であり、「食べることが出来る」ものは基本的に同じであるはずなのに、ある者はブタをウシを、クジラを食べ、ある者は食べない。タブーであったりする。文化である所以である。食の文化は不変ではない。インドの食であったカレーが、日本の国民食となったように、あるいは生魚を食べる発想などなかった多くの国で、寿司が受け入れられたように変わるものでもある。具体的な事例を通して、そのような食の文化について考えたい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/01 手で食べる?口に食べものを運ぶ方法の文化 『手で食べる?』(福音館書店刊)という拙著(写真絵本)を通して、本講義の目的、食文化とは何かの概論、アウトラインを説明する。この絵本は子どもに、「口に食べ物を運ぶ方法」という些細といえば些細な事例から、文化の違いとそれに対する認識を述べたものである。 そのような具体的なことからはじめて、これからの食の文化についての講義の全体像を示す。
2 07/08 食のタブーについて 食のタブーについてラオスを中心に食のタブーについて。食にはタブーが存在する。イスラム教徒はブタを汚れたものとして、食べないとか、インドのヒンドゥー教徒はウシを聖なる生きものとして食べない、とか。そこにはどのような意味があるのか。なぜ、多くの国々でムシは食べ物とみなさないのか。等々、食べないということから食を考える。
3 07/15 カレーライスに見る食文化の伝播と変容。カレーライスは如何にして日本食となったか 誰もが、インドがもとだと知っているカレー。しかし、それは日本で「国民食」といえるほどよく食べられる。それは何故なのか?どのように日本で根付いたのか、ひろまったのか?カレーという食べ物から食の文化の変容を考える。拙著『カレーライスと日本人』(講談社学術文庫)など参考に。
4 07/22 料理とはなにか?消化器科の外部化? 料理すること。料理とは消化器官の外部化ではないか。他の動物が食べるものに合わせて進化していったことに比べて、人は料理をすることによって食域を拡げ、食べられないものを食べられるようにしたのではないか。それ故、住む場所環境によって、様々な料理、食文化が発達したのではないか。そんな料理の文化を、改めて考える。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は、7月29日(火)を予定しています。
◆参考図書:森枝卓士著『手で食べる?』『食べもの記』(福音館書店刊)、『カレーライスと日本人』(講談社学術文庫)などなど、拙著、図書館ででも探していただけたら。もちろん、買っていただけたら、なおうれしいですけれど。

講師紹介

森枝 卓士
食文化研究家、大正大学客員教授、早稲田大学講師
熊本県水俣市生まれ。水俣病の取材に訪れたユージン・スミスと出会い、フォトジャーナリストを志す。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。東南アジアで内戦等取材中に、食の重要性を意識し、以来、アジアを中心に世界中で飲食文化に関わる取材をし、新聞雑誌等に寄稿する。監修したマンガから児童書まで、食に関わるものを中心に著書多数。
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