ジャンル 人間の探求

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名著で学ぶ哲学史

  • 夏講座

岡本 裕一朗(玉川大学名誉教授)

曜日 水曜日
時間 19:00~20:30
日程 全5回 ・07月02日 ~ 07月30日
(日程詳細)
07/02, 07/09, 07/16, 07/23, 07/30
コード 720561
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・哲学の基本的な考え、ものの見方を理解する。
・社会が大きく転換するとき、哲学がどう変わるのかを理解する。
・社会的な教養として、哲学の歴史を知る。

講義概要

哲学者やその著作の名前については知っていても、内容は必ずしも思い浮かばない…そんな経験はありませんか。哲学の古典は、必ずしも読みやすいものではなく、読み始めるとすぐに投げ出したくなりそうです。その一番の理由は、使用される言葉(「概念」)の難しさにあります。この講座では、哲学の名著を毎回一つ取り上げ、その基本的な内容とそれをとりまく背景について、お話しします。この講座を聞いてから、それぞれの哲学者の著作を読むこともできますし、あらかじめ予習として読んでから、講座を受講することも可能です。学ぶ対象がハッキリしていますので、この機会に哲学を楽しく学んでみませんか?

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/02 デカルトは、どうして現実世界が夢かもしれないと疑ったのか? デカルトの『省察』を取り上げ、方法的懐疑と呼ばれる考えを、見ていきます。
2 07/09 カントは、なぜ人間の認識に普遍性が必要と考えたのか? カントの『純粋理性批判』を取り上げ、経験的な認識と形而上学の相異を確認します。
3 07/16 ヘーゲルは、どうして精神を歴史的観点から捉えようとしたのか? ヘーゲルの『精神現象学』を取り扱い、哲学の分野として歴史を導入した理由を明らかにします。
4 07/23 キルケゴールは、なぜ絶望を「死に至る病」としたのか? キルケゴールの『死に至る病』を取り上げ、「実存」が哲学においていかに重要かを示します。
5 07/30 ニーチェは、どうして「超人」を人間の目標として語ったのか? ニーチェの『ツァラトゥストラ』を取り扱い、ヨーロッパの未来として何が提唱されたのかを見ていきます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆哲学について予備知識がなくても受講可能です。
◆社会常識として、哲学を学びたい人も歓迎します。
◆休講が発生した場合の補講は、8月6日(水)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

講師紹介

岡本 裕一朗
玉川大学名誉教授
1954年福岡生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学・九州大学)。九州大学文学部助手、玉川大学文学部教授などを経て、玉川大学名誉教授。専門分野は西洋近現代哲学。著書に『ヘーゲルと現代思想の臨界』(ナカニシヤ出版)、『フランス現代思想史』(中公新書)、『いま世界の哲学者が考えていること』(朝日新聞出版)、『哲学と人類』(文藝春秋社)、『哲学100の基本』(東洋経済新報社)などがある。

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