ジャンル くらしと健康

早稲田校

イヌとヒトとの共生学 最も古い家畜であるイヌとヒトの進化、認知、互恵性を知る

  • 夏講座

菊水 健史(麻布大学教授)

曜日 金曜日
時間 10:40~12:10
日程 全3回 ・08月22日 ~ 09月05日
(日程詳細)
08/22, 08/29, 09/05
コード 120607
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・ヒトとイヌの共生の歴史を知る。
・イヌの卓越した認知能力を知る。
・イヌとヒトの互恵性に関して学ぶ。

講義概要

イヌは最も早く家畜化され、ヒトとの共生の歴史が長い動物です。その歴史の中でイヌはヒトに対する共感性を含め、卓越したコミュニケーション能力を身に付けてきました。イヌがいつ、どこで、そしてどのように進化し、ヒトと共生できるようになってきたか? いまだ謎の多い、人間とイヌとの関係についてその進化的特徴を知りましょう。
またその進化の過程において、イヌが獲得したヒトに類似した社会認知能力の数々、そしてその関係の深まりから得られるヒトとイヌの互恵性に関しての事例とメカニズムを紹介します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 08/22 ヒトとイヌの共生の歴史 最古の家畜と言われるイヌがいつからヒトと暮らすようになったのか、その特性に関して紹介する。
2 08/29 イヌの卓越した認知能力 長い共生の歴史の中で、イヌがヒトと類似した社会認知を獲得した。その特徴を知る。
3 09/05 ヒトとイヌの互恵的関係 現代でもっとも深く人間社会に溶け込んでいるイヌ。社会におけるイヌとヒトの互恵性に関して学ぶ。

講師紹介

菊水 健史
麻布大学教授
1970年鹿児島県に生まれる。1994年東京大学農学部獣医学科卒業。三共(株)(現・第一三共)神経科学研究所研究員、東京大学大学院農学生命科学研究科助手を経て、現在は麻布大学獣医学部動物応用科学科教授、博士(獣医学)。専門は動物行動学。主著に『犬のココロをよむ――伴侶動物学からわかること』(共著、2012年、岩波書店)、『日本の犬――人とともに生きる』(共著、2015年、東京大学出版会)、『愛と分子――惹かれあう二人のケミストリー』(2018年、東京化学同人)、『ヒト、イヌと語る: コーディーとKの物語』(2023年東京大学出版会)などがある。
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