ジャンル 芸術の世界
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伊藤若冲の画業
門脇 むつみ(大阪大学教授)

曜日 | 月曜日 |
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時間 | 10:30~12:00 |
日程 |
全4回
・08月04日 ~
09月01日 (日程詳細) 08/04, 08/18, 08/25, 09/01 |
コード | 720407 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,662 |
目標
・伊藤若冲の画技、作品の造形的特徴などについての理解を深める。
・伊藤若冲の作品制作環境、作品をめぐる人的交流などへの関心を深める。
講義概要
伊藤若冲(1716-1800)は、いまや古美術界のスーパースターというべき人気画家である。畢生の大作「動植綵絵」をはじめ写実性と幻想性を兼ね備えた絵画世界は独特の魅力を持つ。そのため、画業や作品についてさまざまな紹介があるが、未だ不明な点も多く遺されている。本講座では、若冲の画業について4つの視点から紹介する。なお、2022年度の講座「伊藤若冲と禅」と重複する内容を一部含む。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 08/04 | 画技 | 「動植綵絵」、水墨画の諸作品の細部を詳細に観察し、若冲作品の造形的特徴、魅力を堪能する。 |
2 | 08/18 | 古画学習 | 梅荘顕常「斗米庵若冲居士寿蔵碣銘」は若冲は千点以上の中国宋元画を模写したとされる。具体的な参照作品が判明するものを若冲画と比較し、その技、若冲の造形的特徴を改めて検討する。 |
3 | 08/25 | 画と賛の関わり | 禅僧による着賛作品および「松に鶴図」襖(鹿苑寺)はじめ若冲自身が画面に詩句を書した作品に注目し、若冲作品の文学との関わりを紹介する。 |
4 | 09/01 | 大画面絵画、交友 | 大阪府豊中市所在の西福寺襖絵で若冲唯一の金碧着色画「仙人掌群鶏図」および水墨画「蓮池図」を中心に、若冲の大画面絵画について、また大坂の文化人との関わりなどをお話しする。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は、9月8日(月)を予定しております。
◆2022年度冬学期講座「伊藤若冲と禅」と重複する内容を一部含みますが、本学期から初めてご受講なさる方もお気軽にご受講ください。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)
備考
※講師都合により開講中止となりました。
講師紹介
- 門脇 むつみ
- 大阪大学教授
- 日本美術史(中近世絵画史)専攻。主著に『寛永文化の肖像画』(勉誠出版、2003年)、『巨匠狩野探幽の誕生 江戸初期、将軍も天皇も愛した画家の才能と境遇』(朝日新聞出版、2014年)、『天皇の美術史4 雅の近世、花開く宮廷絵画 江戸時代前期』(共著、吉川弘文館、2017年)、『若冲画賛―賛を読んで知る若冲画の秘密―』(芳澤勝弘氏との共編著、朝日新聞出版、2024年)など。