ジャンル 日本の歴史と文化

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今どきの名前の漢字

  • 夏講座

笹原 宏之(早稲田大学教授)

曜日 土曜日
時間 13:00~16:30 ※途中休憩をはさみます。
日程 全1回 ・09月06日 ~ 09月06日
(日程詳細)
09/06
コード 720205
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

目標

・現代の若者の名前に、「陽葵(ひまり)」「月(るな)」「騎士(ないと)」のように読みにくい漢字が増えていると言われる。その現状について正確に把握し、そうした名の性質を理解して接することができるようになること。

講義概要

今どきの名前は読めない、おかしいと思われがちである。確かに昔と変わってきている点があるが、「キラキラネーム」というラベルを安易に貼れば、偏見ともなりうる。過去にも読めない名は多く存在し、実は今と通じる傾向が観察できる。現在の命名には、深い教養により読みにくくなったものもあれば、個人の思い付きによる感覚的なものもある。そのいずれにも、漢字の読み方としては伝統的といえるパターンを見出すことができる。類型化を通してそれが分かれば、眉を顰めず、楽しく感じられるようになる。多くの実例を学ぶことで今の名に親しむとともに、それらがなぜ使われるようになったのか、歴史と社会などの背景についても考えていきたい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/06    

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座については、休講が発生した場合の補講日を設けておりません。
◆方言漢字事典(ISBN:978-4767450254 研究社)をご準備いただけると理解が深まりますが、購入は必須ではありません。
◆Zoomミーティングを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)

講師紹介

笹原 宏之
早稲田大学教授
東京都生まれ、早稲田大学大学院修了。博士(文学)(早稲田大学)。「常用漢字」「人名用漢字」などの制定に携わり、NHK用語委員、日本漢字学会理事、日本語学会評議員、『新明解国語辞典』編集委員。著書に『日本の漢字』(岩波新書)『漢字の歴史』(ちくまプリマ−新書)『謎の漢字』(中公新書)『画数が夥しい漢字』(大修館)『方言漢字事典』(研究社)『国字の位相と展開』(三省堂、金田一京助博士記念賞)他。

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