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台湾と日本―興味の台湾案内

  • 夏講座

片倉 佳史(武蔵野大学客員教授)

曜日 火曜日
時間 15:30~17:00
日程 全4回 ・07月08日 ~ 07月29日
(日程詳細)
07/08, 07/15, 07/22, 07/29
コード 720310
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・親しき隣国「台湾」の素顔に触れ、日本との関わり、世界の中での存在を学ぶ。
・現代台湾の社会事情とその動きを偏りなく学ぶ。
・日本の統治下に置かれた半世紀が現地でどのように捉えられているのかを学ぶ。
・台湾を訪れた際に、より深く現地の空気を楽しめるよう、社会的実情を理解する。

講義概要

日本にとっての親しき隣人。そしてアジア東部の地理的要衝となっている台湾。本講座ではこの台湾について、地理や風土、日台関係史、東アジア海洋文化圏、日本統治時代の建築や遺構、国際交流、言語文化など、様々な切り口から学ぶ。同時に、アジア地域における国際関係や歴史、外交についても考えていく。さらに、美しい自然や景観、建築探訪など、一歩掘りさげた旅の素材についても紹介。楽しみながら学ぶことで「台湾の個性」を感じ、台湾から日本を見つめることで「日本とは何か」についても、探究と考察を進めていく。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/08 台湾のプロフィール〜隣国の素顔を見つめる 第一回目の講義は台湾理解のアウトライン。台湾のプロフィール、自然景観、民族構成、言語事情などを紹介。画像を多く用い、親しみを感じてもらいながら、台湾の全体像を紹介。台湾固有種の鳥や蝶なども取り上げながら、台湾の地理や地質、自然生態、動植物についても解説する。
2 07/15 台湾の歴史〜アジア史の中の「台湾」 第二回講義では、台湾の歴史を流れに沿って解説。日本統治時代以前の台湾の存在をアジア史の中から考察し、日本や東南アジアとの絡み、日清戦争前後のアジア情勢などに触れる。また、台湾人の戦争体験や戦後の歩みについて解説。講義では分かりやすく、具体的な事例やスポットを提示しながら解説。
3 07/22 日本統治時代を考察〜台湾にとっての「半世紀」 第三回講義では、台湾史の中で、日本統治時代(1895年〜1945年)について解説。ここでは歴史を時間的な軌跡と捉えるのではなく、現在への繋がりを重視し、生き続ける歴史という切り口で詳述する。現在も残されている建造物や遺構、産業遺産、リノベーションされて再利用される老家屋や官舎など、台湾旅行の素材にもなりそうな物件を取り上げながら解説。
4 07/29 台湾の「今」を考える〜台湾が目指す未来 講義の最終回では、台湾社会の実情と台湾が目指す未来について考察。台湾が取る対中政策とはいかなるものか、また、アメリカや日本、東南アジア・オセアニア諸国との連携、半導体製造をはじめとする産業政策にも触れつつ、「民主主義」をキーワードに進められる台湾社会の未来像を現地の実情を踏まえつつ、紹介。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は、8月5日(火)を予定しております。
◆本講座は2024度夏学期の同講師の講座とおおむね同じ内容となっています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず
「オンラインでのご受講にあたって」
をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

講師紹介

片倉 佳史
武蔵野大学客員教授
台湾在住作家。武蔵野大学客員教授。1969年生まれ。早稲田大学教育学部教育学科卒業後、出版社勤務を経て、台湾と関わる。台湾に残る日本統治時代の遺構や建造物を記録するほか、古写真や史料の収集、古老への聞き取り調査などを進めている。著書に『台湾のトリセツ〜地図で読み解く初耳秘話』、『台北・歴史建築探訪〜日本が遺した建築遺産を歩く』、『台湾に生きている日本』など。台湾でもいくつかの著作があるほか、台湾生活情報誌『悠遊台湾』を毎年刊行している。台湾事情や歴史秘話、日台の結びつきなどをテーマに講演をこなすほか、テレビやラジオ番組の企画・監修、ツアーの企画なども行なっている。
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