ジャンル 現代社会と科学

オンデマンド

【オンデマンド】マンションに住み続けるには―マンション区分所有法の仕組みから考える

  • 春講座

鎌野 邦樹(早稲田大学名誉教授)

コード 910701
定員 20名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 11,880

目標

・マンション法制の仕組みを理解する。
・マンション紛争について考える。
・現在、区分所有法の改正について国会で審議されているが、その内容を理解する。

講義概要

今日、都市においてはマンション(団地を含む)が基本的な住宅となっているが、マンションに住み続けるためには、法的に、どのようなことが必要か、またマンションを建替え等により再生するためにはどのような手続を経る必要があるか。さらに、マンションにはどのような紛争があり、併せて現在、国会で審議されている区分所有法の改正について理解する。なお、「建物の区分所有等に関する法律」(区分所有法)の条文(六法又はインターネット等で入手可能)は、各自で用意されたい。

各回の講義予定

講座内容
1 マンションとは何か。 ①マンションと区分所有建物との違いは何か、②マンションに関する法律にはどのようなものがあるか、③マンション法の基本的な構造はどのようなものか、④実際のマンションの分譲およびマンションの登記はどのようなものか、について学ぶ。
2 マンションの管理はどのようになされるか。 マンションの管理に関して、①管理組合とは何か、②専有部分と共用部分とは何か、③管理規約・集会・管理者の役割は何か、④標準管理規約とは何か、について学ぶ。
3 マンションに義務違反者がいる場合にはどのような措置が可能か、また、マンションの復旧はどのようにするか。 ①義務違反者に対する措置、②マンションの一部が滅失した場合の復旧、について学ぶ。
4 マンションを建て替えたり、売却するためには、どのような手続が必要か。 ①マンションの建替えのための手続、②マンション・敷地の売却(解消)、について学ぶ。
5 団地とは何か。 ①団地とは何か、②団地の建替えはどのように行うか、について学ぶ。
6 区分所有法は、どのように改正されるのか。 区分所有法の改正について、①管理の円滑化、②マンション等の再生の円滑化、③被災区分所有建物の円滑化、について学ぶ。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2025/3/4)から学期終了翌月末(2025/7/31)までになります。一般申込開始(2025/3/4)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2024年度 秋期 「マンションに住み続けるには―マンション区分所有法の仕組みから考える」 (10/07〜11/25 月曜日、全6回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

鎌野 邦樹
早稲田大学名誉教授
千葉大学教授を経て2007年4月より早稲田大学法科大学院教授(民法担当)、2024年定年退職。2022年〜2024年法務省法制審議会(区分所有法制部会)委員、その他、国および自治体の各種委員を歴任。主たる著書:稻本洋之助=鎌野邦樹『コンメンタ-ル マンション区分所有法』日本評論社(1997年)、第2版(2004年)、第3版(2015年)、単著『金銭消費貸借と利息制限』一粒社(1999年)、『不動産の法律知識』日本経済新聞社〔日経文庫〕2005年、第2版(2017年)、『マンション法案内』勁草書房、2010年、第2版(2017年)、編著『マンション区分所有法制の国際比較』大成出版など多数。
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