ジャンル 人間の探求

オンデマンド

【オンデマンド】発達障害―日常生活の自立と対人コミュニケーション

  • 春講座

梅永 雄二(早稲田大学教授)

コード 910501
定員 25名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 7,920
ビジター価格 受講料 ¥ 7,920

目標

・発達障害の特性を理解する
・発達障害者の生きにくさを理解する
・発達障害者の社会参加にどのような支援が必要かを理解する

講義概要

2004年に公布された「発達障害者支援法」により、SLD(限局性学習症、学習障害)、ADHD(注意欠如多動症、注意欠陥多動性障害)、ASD(自閉スペクトラム症)が公に認められるようになった。しかしながら、彼らは周りの無理解のために学校教育段階ではいじめにあい、その結果不登校となる事例が数多く報告されており、成人期には職に就けない、あるいは就職しても離職が多い現状である。よって、本講義では、発達障害の特性を理解したうえで、発達障害者が社会参加する上で何が課題となっており、どのような支援が必要かについて学習する。

各回の講義予定

講座内容
1 発達障害とは 2004年に発達障害者支援法が公布され、従来の身体障害、知的障害、精神障害といった3障害とどのように違うのかについて経緯を含め学習する。具体的には、読むこと、書くこと、計算すること等に困難を示すSLD(限局性学習症)、不注意、多動、衝動性で定義されるADHD(注意欠如多動症)、対人関係・コミュニケーションに困難を抱える自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害と言われていたASD(自閉スペクトラム症)についての特性を理解する。
2 発達障害児者の課題 小中高校といった学校教育段階で生じる発達障害児の課題および学校卒業後、とりわけ就労における課題について学習する。
3 発達障害の診断と教育 発達障害児の早期診断の必要性と発達障害児に特化した教育を早期から始めることの効果について学習する。
4 発達障害者の就労と社会参加 発達障害者の就労支援について、職場での合理的配慮について学習する。また、職業的自立に必要なハートスキルとソフトスキル、そして家庭の子育てや学校教育段階で身に着けておくべきライフスキルの重要性について学習する。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2025/3/4)から学期終了翌月末(2025/7/31)までになります。一般申込開始(2025/3/4)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2024年度 秋期 「発達障害―日常生活の自立と対人コミュニケーション」 (09/26〜10/17 木曜日、全4回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

梅永 雄二
早稲田大学教授
慶応義塾大学卒業、筑波大学大学院修士課程修了、ノースカロライナ大学医学部精神科TEACCH部留学。障害者職業総合センター研究員、明星大学専任講師、助教授、宇都宮大学教育学部教授を経て現職。
日本自閉症スペクトラム学会理事、日本発達障害学会理事、日本LD学会常任理事、日本子ども学会編集委員。 公認心理師、臨床心理士、特別支援教育士SV、自閉症スペクトラム支援士Expert、TEACCH Advanced Consultantの各資格を持つ。
著作に「大人のアスペルガーがわかる」(朝日新聞出版)、「よくわかる大人のアスペルガー」(主婦の友社)、「15 歳までに始めたい!発達障害の子のライフスキルトレーニング」(講談社) 、「自閉症の親として」(岩崎学術出版社)など。
  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店