ジャンル 芸術の世界

早稲田校

クラシック音楽に住まう神々―ギリシア神話との関係から カウンターテナー歌手が解説するオペラや歌曲の魅力

  • 春講座

彌勒 忠史(声楽家、国立音楽大学客員教授)

曜日 金曜日
時間 10:40~12:10
日程 全6回 ・04月11日 ~ 05月23日
(日程詳細)
04/11, 04/18, 04/25, 05/09, 05/16, 05/23
コード 110460
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・クラシック音楽に登場するギリシャ・ローマ神話の神々を知ることで、作品への理解を深める
・音楽のみならず、文学や美術など、他の芸術文化に対する理解も深める
・神々のキャラクターやエピソードがどのように音楽化されているかを知る

講義概要

声楽作品は歌詞を伴う音楽作品であり、歌詞は物語を伝えるものです。その物語の登場人物は、ギリシャ神話や聖書、古典文学などに基づく人々であることが多く、内容の理解にはある程度の知識・教養が求められます。本講座では、オペラ誕生の地イタリアの声楽作品を中心に、歌詞の登場人物がいったい誰なのかを作品鑑賞、歌詞の分析、演奏などを通して探ってゆきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/11 ジョーヴェ(ゼウス) ギリシャ神話の最高神であるジョーヴェと彼が登場する音楽作品
2 04/18 カリスト ジョーヴェが見そめた女性たちと関連する音楽作品
3 04/25 アモーレ(エロス) キューピッドとも呼ばれる弓矢を手にした愛の戦士アモーレと彼が登場する音楽作品
4 05/09 プシケ(プシュケ) 愛の神自身が愛した女性プシケと彼女に関連する音楽作品
5 05/16 ヴェーネレ ヴィーナス、アフロディーテの名で知られる美と愛と豊穣の神。
6 05/23 ネットゥーノ 最高神ジョーヴェの兄弟である、海と水の支配者。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は5月30日(金)を予定しています。

テキスト

テキスト
彌勒忠史『歌うギリシャ神話』(アルテスパブリッシング)(ISBN:978-4865591569)

講師紹介

彌勒 忠史
声楽家、国立音楽大学客員教授
平成24年度芸術選奨文部科学大臣新人賞をカウンターテナーとして史上初の受賞。千葉大学大学院修了。東京藝術大学卒業。佐渡裕指揮『夏の夜の夢』、A.バッティストーニ指揮「カルミナ・ブラーナ」、市川海老蔵特別公演『源氏物語』等の舞台や「関ジャム完全燃SHOW」等のTV番組に出演するなど幅広く活躍。また日本音楽コンクール、東京音楽コンクール等の審査員も務める。著作やCDなど多数。また演出家として、朝日新聞、「音楽の友」誌上で2015年の年間ベスト・オペラとなったヴィヴァルディ《メッセニアの神託》などの演出を手掛け、ヘンデル《シッラ》公演が2023年佐川吉男音楽賞/奨励賞を受賞。国立音楽大学客員教授。
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