ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

地球システムを読み解く―宇宙、地球、そして私たち

  • 夏講座

大森 聡一(放送大学教授)

曜日 土曜日
時間 15:05~16:35
日程 全5回 ・07月26日 ~ 09月06日
(日程詳細)
07/26, 08/02, 08/23, 08/30, 09/06
コード 120716
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・「システム」の考え方を学ぶ
・「地球システム」の成り立ちを学ぶ
・地球システムと私たちの関わりを学ぶ

講義概要

生命の惑星である現在の地球の成り立ちと私たちが暮らす環境との関わりを、「地球システム」という考え方をもとに紹介します。
「システム」というと、なにか無機的で冷たい印象があるかもしれませんが、世界の成り立ちを理解するための重要な概念です。地球と私たちの暮らす環境の理解のためにも、「システム」的な観点が不可欠です。
本講座では、システムとしての地球の成り立ちに注目し、地球の気温を支配する「熱収支」のシステムなどを取り上げて説明します。また、システムを拡げることで見えてきた新しい地球観を紹介します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/26 「地球システム」という地球観 「システム」という考え方の基本を紹介します。これを地球に適用し、「地球システム」の成り立ちを概観します。
2 08/02 地球の熱収支 地表の気温を決める重要な要素である、地球の熱収支について解説します。
隣の惑星である金星や火星との対比から、現在の地球環境の成り立ちを考察します。
3 08/23 熱収支をめぐるシステム 地球システムの要素の変動が、熱収支のシステムに作用して気候を変動させる例を紹介します。
4 08/30 熱収支をめぐるシステムを拡げる システムを拡げて表層環境の変動を考えます。
私たちの暮らす地球表層の環境は、地球の中心部やプレートの運動も関係して作られてきました。
5 09/06 さらにシステムを拡げる 宇宙からの作用が地球システムに与える影響について、研究のトピックをいくつか紹介します。
地球は生命の惑星ですが、人類文明にとって優しい惑星ではないようです。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座は2022年度夏学期にオンラインで実施された同名講座をもとに、新たな知見を加えて実施いたします。

講師紹介

大森 聡一
放送大学教授
早稲田大学教育学部卒業。同大学理工学研究科修了。博士(工学)。専門分野は地球惑星科学、ジオロジー、変成岩岩石学。東京工業大学GCOE「地球から地球たちへ」特任准教授などを経て、2012年より現職。「ダイナミックな地球」「自然科学はじめの一歩」「ジオストーリー」など、地球システムに注目した放送授業を担当。
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