ジャンル 日本の歴史と文化

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武士道論―心と身体の作法

  • 春講座

アレキサンダー ベネット(関西大学教授)

曜日 水曜日
時間 10:30~12:00
日程 全6回 ・04月16日 ~ 06月04日
(日程詳細)
04/16, 04/23, 05/07, 05/14, 05/21, 06/04
コード 710233
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・武道を通じて、体力や年齢の制約を超えるための鍛錬の重要性を理解する。
・日本武道の身体・精神文化を学び、その世界的意義と現代社会における実践的価値を考察する。

講義概要

日本武道が持つ身体と心への影響を深く掘り下げ、現代社会での実践的な価値を考えます。武道が国境を越えて注目を集める理由や、体力や年齢を乗り越えるための鍛錬の大切さをわかりやすく解説します。人生百年時代と呼ばれる今、武道の実践を通じて限界を超え、困難を乗り越える力をどのように培えるのか、具体的な例を交えて探ります。武道の本質に触れることで、受講者が自己成長のヒントを見つけられる内容となっています。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/16 限界突破の作法 本講義では、武道を通じて人生の壁を越えるための方法を探ります。若さや才能だけでは到達できない領域に挑む重要性、基本技術の深さ、そして「守破離」に基づく成長のプロセスを学びます。
2 04/23 身体の整え方 真剣勝負から生まれた「無心」「捨身」「残心」の精神を探り、武道における心身の調和と技の向上について学びます。「気剣体一致」や、構え・発声・呼吸の重要性を解説します。
3 05/07 心の整え方 武道における非言語的コミュニケーションの奥深さを探求します。間合の取り方や剣先の触れ合いから相手を理解する方法、「捨身」による限界突破、そしてストレスを心の弾力性へと変換する術を学びます。また、「対面力」を養うことで自己と他者を受け容れる姿勢や、怒りへの対処法、無心の境地に至る実践的な方法を解説します。
4 05/14 勝負の実践哲学 勝敗を超えた武道の品格と真剣勝負の本質を探ります。「残心の哲学」や「捨身」による限界突破を通じて、勝利や敗北の価値観を問い直し、結果よりもプロセスを重視する考え方を学びます。
5 05/21 人間の壁を越えて 本講義では、武道が持つ社会的・文化的意義を探求し、宗教や国境、世代を超えて人々を結びつける力について考察します。『葉隠』の誤解を解きながら、武道が人間社会の壁を超える可能性を示し、障害者や高齢者を含む多様な人々が武道に参加できる道を模索します。
6 06/04 日本武道の国際普及 日本武道が国際的に普及している背景とその意義を探ります。武道が世界中の多様な文化圏で受け入れられ、実践者を増やしている要因を分析し、武道の持つ身体的・精神的な普遍性について考察します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆3/14(金)16:00より本講座の無料体験講座を実施します。
◆無料体験講座お申込みはこちらから。https://www1.ex-waseda.jp/online/ 「無料体験講座」をクリックし、「絞り込み」をクリックしてください。

◆Zoomミーティングを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。【会員】授業動画の視聴方法(会員向け) 【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

備考

※講師の校務により4月9日(水)は休講となりました。補講は6月4日(水)に行います。
無料体験会での本講座の様子を公開しました。5分程度の動画です。
再生すると音が出ます。視聴の際はご注意ください。

講師紹介

アレキサンダー ベネット
関西大学教授
1970年ニュージーランド生まれ。1987年に交換留学生として初来日し、剣道を通じて武道と武士道に深い関心を抱く。2001年京都大学大学院修了後、国際日本文化研究センター助手、関西大学教授などを経て、2023年より国際武道大学附属武道・スポーツ科学研究所長。剣道教士7段、居合道6段、なぎなた5段等の資格を持ち、国際的な武道団体にも関与。
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