ジャンル 日本の歴史と文化
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平安貴族の「夢」 平安朝文学と古記録で読み解く「夢」分析
倉本 一宏(国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学名誉教授)

曜日 | 火曜日 |
---|---|
時間 | 13:00~14:30 |
日程 |
全10回
・04月01日 ~
06月17日 (日程詳細) 04/01, 04/08, 04/15, 04/22, 05/13, 05/20, 05/27, 06/03, 06/10, 06/17 |
コード | 710203 |
定員 | 30名 |
単位数 | 2 |
会員価格 | 受講料 ¥ 29,700 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 34,155 |
講義概要
平安文学のイメージから、平安貴族は夢で神仏からのお告げを得たり、夢の内容におそれおののいていたと考えがちです。しかし、夢の内容をほとんど潤色せずに記録した男性貴族の日記(古記録)を読み解くと、けっしてそうではありませんでした。
この講座では、宗教学や心理学ではなく、おもに脳生理学の成果をもとにして、平安貴族が何故そのような夢を見たのか、そして何故にそれを記録したのかを分析します。
これまであまり取り上げられることのなかった「夢」の記録を通して、けっして夢を神秘的だけに扱ってきたわけではない貴族たちの姿が見えてくるでしょう。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
---|---|---|---|
1 | 04/01 | 夢とは何か | |
2 | 04/08 | 『源氏物語』の夢 | |
3 | 04/15 | 『栄花物語』の夢 | |
4 | 04/22 | 『大鏡』の夢 | |
5 | 05/13 | 『蜻蛉日記』の夢 | |
6 | 05/20 | 『更級日記』の夢 | |
7 | 05/27 | 『日本霊異記』の夢 | |
8 | 06/03 | 『今昔物語集』の夢 | |
9 | 06/10 | 平安貴族の古記録と夢 | |
10 | 06/17 | 藤原忠平と『貞信公記』/藤原師輔と『九暦』/重明親王と『吏部王記』 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は6月24日(火)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
講師紹介
- 倉本 一宏
- 国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学名誉教授
- 1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程修了。博士(文学、東京大学)。専門は日本古代政治史、古記録学。著書に『藤原道長の日常生活』『紫式部と藤原道長』(講談社現代新書)、『藤原氏』『公家源氏』(中公新書)、『平安時代の男の日記』(角川選書)、『権記』『小右記』『平安貴族の夢分析』(角川ソフィア文庫)など。