ジャンル 日本の歴史と文化

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南北朝を代表する武将たち―楠木正成・正行・正儀

  • 春講座

生駒 孝臣(花園大学准教授)

曜日 金曜日
時間 19:00~20:30
日程 全3回 ・05月16日 ~ 06月13日
(日程詳細)
05/16, 05/30, 06/13
コード 710262
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・楠木正成・正行・正儀を通して南北朝時代の武将の実態を知る。
・南北朝時代に対する理解を深める。

講義概要

本講義では、鎌倉時代末期から南北朝時代に後醍醐天皇・南朝方の武将として畿内一帯で活躍した、河内の武士楠木正成とその子の正行・正儀兄弟の軌跡をたどりながら、南北朝という時代の特性、その時代を生きた楠木氏のような武将たちの実像を追究します。楠木父子については、戦前から様々な評価がなされていますが、本講義ではそうした一般に流布している評価や彼らにまつわる伝承などとは距離を取り、確かな史料と最新の南北朝期研究の成果に基づいて、歴史学的な視点から彼らの実像を復元し、南北朝時代に位置づけ直すことを目指します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/16 楠木正成の実像と南北朝時代 楠木正成が鎌倉時代末期においていかなる武士だったのかを検討し、彼が鎌倉幕府の滅亡に果たした歴史的役割を追究する。
2 05/30 楠木正成・正行と南北朝内乱の激化 後醍醐天皇による建武の新政下での楠木正成の活動とその意義、及び彼の死とその跡を継いだ息子正行の実像を追究し、畿内における南北朝内乱の激化の要因を考える。
3 06/13 楠木正儀と南北朝内乱の終焉 兄楠木正行の死後、楠木氏の惣領として南朝を支えた正儀の活動の実態と、彼の北朝への帰順・南朝への再帰参という事実から、南北朝内乱の終焉について考える。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆参考図書:『楠木正成・正行・正儀 南北朝三代の戦い』生駒孝臣著(星海社新書)
◆休講が発生した場合の補講は、6月20日(金)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

3/14(金) 13:30より本講座の無料体験講座を実施します。
◆無料体験講座お申込みはこちらから。
>https://www1.ex-waseda.jp/online/
「無料体験講座」をクリックし、「絞り込み」をクリックしてください。

備考

無料体験会での本講座の様子を公開しました。5分程度の動画です。
再生すると音が出ます。視聴の際はご注意ください。

講師紹介

生駒 孝臣
花園大学准教授
三重県生まれ。博士(歴史学、関西学院大学)。専門分野は、中世武士論・中世畿内武士団研究。花園大学文学部日本史学科で、主に日本中世史に関する授業を担当。書籍等著作物として『楠木正成・正行・正儀』(星海社、2024年)、『東海の中世史1 中世東海の黎明と鎌倉幕府』(吉川弘文館、2024年)、『楠木正行・正儀』(ミネルヴァ書房、2021年)等がある。

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