ジャンル 人間の探求
中野校
人類滅亡と生命の倫理学
稲葉 振一郎(明治学院大学教授)
| 曜日 | 月曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全3回
・04月21日 ~
06月16日 (日程詳細) 04/21, 05/19, 06/16 |
| コード | 310501 |
| 定員 | 24名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 8,910 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 10,246 |
講義概要
近年、人類絶滅の可能性を深刻に受け止め、それを回避し、人類の長期的な繁栄を目指しての実践的なコミットメントを呼びかける「長期主義」という思想運動が、ことにAI脅威論とともに急速に注目を浴びつつある。またそれに対抗するかのように、人類のなるべく速やかな、苦痛のない形での絶滅を目指すべき、とする「反出生主義」の哲学も影響力を増しつつある。この連続講義では、歴史的・思想史的脈絡と、哲学的文脈の双方をできるだけ抑えて、長期主義とその批判者によって切り開かれた、倫理学上のこの新しい問題領域(エミル・P・トレスのいう存亡倫理Existential Ethics)について概観することを目指す。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 04/21 | ⻑期主義とは何か | 応用倫理学上の新しい立場としての長期主義についてその歴史的コンテクストを踏まえて概説する。 |
| 2 | 05/19 | ⻑期主義の批判 | 長期主義が惹起する様々な難問につき見ていく。 |
| 3 | 06/16 | 宇宙と⼈類 | 人類の宇宙進出について長期主義と存続倫理の観点から考えていく。 |
講師紹介
- 稲葉 振一郎
- 明治学院大学教授
- 明治学院大学社会学部教授。専門分野は社会哲学。近著に『AI時代の労働の哲学』(講談社)、『銀河帝国は必要か? ロボットと人類の未来』(筑摩書房)等がある。




