ジャンル 現代社会と科学
中野校
折り紙の科学―折りの数理とアート
三谷 純(筑波大学教授)
曜日 | 土曜日 |
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時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全2回
・08月30日 ~
09月06日 (日程詳細) 08/30, 09/06 |
コード | 320708 |
定員 | 24名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 5,940 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 6,831 |
目標
・折り紙の幾何学的な性質に対する理解を深める。
・折り紙の歴史、工学的な応用、アート表現、現在の研究動向といった、幅広い知識を身につける。
・曲線で折る折り紙を体験する。
講義概要
折り紙の歴史、工学的な応用、幾何学的な性質、アート表現、現在の研究動向といった、折り紙に関する幅広い内容を講義する。曲線で折る折り紙の設計技法を紹介するとともに、実際に紙を折って立体を制作する演習を行う。※折り紙を体験する際の紙はこちらで用意いたします。※2024年度夏の同名講座と同じ内容になります。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 08/30 | 折紙の科学概論 | 現代では origamiという語が、平坦な素材を折って形をつくることを表すものとして世界中で使われている。薄い素材を折ることで形を作ることができるorigamiの技術は、工学、医療、数学、アート、教育と幅広い分野で研究対象とされている。この講義では、日本で古来より親しまれてきた折紙が、現在の科学分野における対象となるまでの歴史を俯瞰する。 |
2 | 09/06 | 折り紙の数理と演習 | 紙を折った後に開いてもとの状態にすると、紙の上には折り跡が残る。この折り跡から、折った後の形を作るために使用されたものだけを取り出したものを展開図と呼ぶ。この講義では、平坦に折る折紙と展開図の関係について学び、局所平坦折り条件を理解する。また、立体的な形を折るための設計理論についても学ぶ。講義の後半では、曲線を含む折り紙の演習を行う。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆折り紙を体験する際の紙はこちらで用意いたします。
講師紹介
- 三谷 純
- 筑波大学教授
- 1975年静岡県生まれ。筑波大学システム情報系教授。2004年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。理化学研究所研究員を経て2005年より筑波大学に勤務。主な研究テーマは形状モデリング、計算幾何学、計算折紙など。日本折紙学会評議員(2008〜2016、2018〜)、日本図学会、情報処理学会など正会員。主な著書に『立体折り紙アート(日本評論社)』、『曲線折り紙デザイン(日本評論社)』などがある。