ジャンル 人間の探求

中野校

大乗経典を読む―こころの仏教

  • 夏講座

吉村 誠(駒澤大学教授)

曜日 木曜日
時間 10:30~12:00
日程 全3回 ・08月21日 ~ 09月11日
(日程詳細)
08/21, 09/04, 09/11
コード 320507
定員 54名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・仏教の思想について理解を深める。

講義概要

大乗仏典には「こころ」を主題とする経典が数多く存在します。その先駆けとなった『華厳経』は、心こそが真理の入口であると説きました。ここから「唯識」と「如来蔵」という二つの傾向が生じます。唯識思想は、心は煩悩を生じる根源であり、それを変革しなければ悟りは得られないと説くもの。如来蔵思想は、心は本来清らかなものであり、すべての人に悟りの可能性があると説くものです。心の本性は清らかなのか、否か――今回は、心の仏教の濫觴である『華厳経』と、如来蔵思想を称揚する『涅槃経』と『勝鬘経』を取り上げ、それらの思想について考えてみたいと思います。なお、唯識思想は別の機会で取り上げる予定です。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 08/21 法界と衆生心―『華厳経』を読む  
2 09/04 仏性とは何か―『涅槃経』を読む  
3 09/11 如来蔵の譬え―『勝鬘経』を読む  

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆講座の時間にご注意ください。2025年度夏学期は10:30〜12:00となっています。

講師紹介

吉村 誠
駒澤大学教授
1969年東京都生まれ。早稲田大学大学院修了。博士(文学、早稲田大学)。専攻分野は中国仏教、唯識学。著書に『中国唯識思想史研究―玄奘と唯識学派―』(大蔵出版)、『『般若心経幽賛』を読む―唯識の修行―』(春秋社)、編著に『玄奘三蔵と薬師寺』(薬師寺)、訳書に『続高僧伝Ⅰ』(大蔵出版)がある。論文多数。

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