ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

暮らしに活きる生きものの機能性 蚊が脳梗塞を治す!?

  • 夏講座

長島 孝行(ヤマザキ動物看護大学教授)

曜日 火曜日
時間 10:40~12:10
日程 全5回 ・07月29日 ~ 09月02日
(日程詳細)
07/29, 08/05, 08/19, 08/26, 09/02
コード 120711
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・何気ない生き物の持っている驚くべき機能性に気づく。
・そしてそれが暮らしに上手く活かされていることを学ぶ。
・生き物とともに暮らすということを考える。

講義概要

ハスの葉の表面には特別な構造があり、雨水をコロコロと転がす撥水機能があります。ヨーグルトの蓋にヨーグルトが付きにくい製品を見たことがありませんか?実はこれはハスの葉の構造を真似た表面になっているからです。新幹線のドアは軽くて丈夫です。これは皆さんも良く知っている蜂の巣の構造を真似て作られています。
普段見ている普通の生き物も驚くべき機能を持っています。ここでは様々な生き物の機能性を研究して、社会課題を解決するモノづくり・コトづくりをわかりやすくお話いたします。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/29 バイオミミクリーとは? バイオミミクリーとは? 蚊から学ぶ痛くない注射針等
2 08/05 油汚れを水だけで落とすカタツムリに学ぶ 洗剤を極力少なくして環境に負担をかけないモノづくりができそうだ
3 08/19 砂漠でも水を集める生きものに学ぶ 未来は色んな生き物の知恵が製品に利用されそうだ
4 08/26 科学には真似できないものがある バイオユーズドという考え方
繭から化粧品、サプリメントが作られる
5 09/02 カブトエビの機能性を利⽤した農薬の要らない⽶づくりの実践 21世紀はサスティナビリティをもたらすバイオエコノミーの時代

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座は、これまでの同講師の講座内容と一部重複する場合がありますが、新たな知見を盛り込んで実施いたします。

講師紹介

長島 孝行
ヤマザキ動物看護大学教授
昆虫などの小さな動物の知恵を社会に活かす「インセクトテクノロジー」を提唱。「愛・地球博」中部千年共生村生物力監修者、日本野蚕学会副会長、元東京農業大学教授。
著書:『蚊が脳梗塞を治す!昆虫能力の驚異』(講談社)、『地球とつながる暮らしのデザイン』(木楽舎)、『デザイン農学概論』(朝倉書店)、『地球大学講義録 3.11後のソーシャルデザイン』(日本経済新聞社)、『心をそだてる科学のおはなし人物伝101(インタビュー)』等多数。研究キーワードは、バイオミミクリー、バイオユーズド、SDGs、千年持続社会。生き物の持つ驚くべき知恵を利用して成熟国家としての科学技術のあり方を考えています。
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