ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

時事解説!政治経済ニュースを見極める 多角的な視点から最新ニュースの裏側を読み解く

  • 夏講座

池田 健三郎(経済評論家・政策アナリスト、公共政策調査機構理事長、共同PR総合研究所長)

曜日 水曜日
時間 15:05~16:35
日程 全6回 ・07月02日 ~ 08月06日
(日程詳細)
07/02, 07/09, 07/16, 07/23, 07/30, 08/06
コード 120705
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・激変する世情を踏まえ、一見すると難しそうな政治・経済ニュースのツボをおさえた読み方、捉え方を知る。
・経済ニュースそれ自体のみならず、背後にある政治や政策策定プロセスの理解など、報道への多面的・体系的なアプローチが可能となる問題意識を養う。
・グローバル・エコノミーから地域経済・中小企業経営に至るまで、多様なスコープから政治・経済ニュースを読み解くことが出来る力を身につける。
・政治・経済ニュースの背後を知るために必要な最新の知識(統計や行政の意思決定プロセスなど)をわかりやすい解説により習得する。

講義概要

私たちの生活と密接に繋がる日本の政治・経済ニュースは日々激変します。本講座の開講時点における内外の政治経済状況はどう変化し、何が最重要テーマになっているかは、誰にも分かりませんが、わが国には今しっかり向き合わねばならない重要な政策課題が山積みであることは事実です。本講座ではニュースを読み解く際に必要となる基本的事項を習得しつつ、講義実施時点において最重要と思われるテーマを選び、過去の素材のみならず、現在進行形のイシューもその場で最新ニュースにコメントするなど、ライブ感を大切にしながらフォローしていきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/02 政治・経済ニュースを読む前に確立しておきたい問題意識:日本の現状と課題は何なのか 政治・経済ニュースを有効に読み解くには、それを受け止め、適切に処理・判断するための基本的な問題意識を確立しておくことが必要です。第1回はその問題意識をどのように持てばよいのか、その前提となる基礎的な現状認識や課題認識をどのように設定するかについて、実際の報道を素材に用いながらわかりやすく整理していきます。
2 07/09 経済政策とニュース(1):景気の見方と企業活動 マクロ経済政策や主要企業の活動を巡る報道の実例を紹介しながら、景気循環・構造的要因に加えて個別の企業活動を巡るニュースのとりあげ方など、マクロ・ミクロ両面からの報道についてわかりやすく解き明かし、経済ニュースを俯瞰的にみたり、複数のニュースを相互に関連付けたりする思考のベースを養います。
3 07/16 経済政策とニュース(2):日本の構造問題 前回に引き続き、マクロ経済政策を巡る報道の実例を紹介しながら、景気循環や構造的要因などその背景になる理論や事象をわかりやすく解き明かし、経済政策やそれを巡るニュースを俯瞰的にみるベースを養います。この回ではとくに構造問題、就中、社会保障を巡る問題について重点的に扱います。
4 07/23 経済政策とニュース(3):政治と経済政策 経済政策を巡る報道の実例を紹介しながら、景気循環や構造的要因などその背景になる理論に加え、政治や各府省の戦略や方向性についてもわかりやすく解き明かし、経済政策やそれを巡るニュースを俯瞰的・複眼的にみるベースを養います。この回ではとくに政治と経済政策を巡る動向やその仕組みについて重点的に扱います。
5 07/30 経済政策とニュース(4):ESG課題の達成に向けた世界的潮流と日本の役割 2030年に向け世界各国が重大テーマとして取り組むSDGs(持続可能性の開発目標)とこれに紐づくESG課題。これに対する日本(政府や地方自治体、企業部門など)としてのアプローチの現状と課題を探ります。
6 08/06 まとめ:経済政策を巡る今後の課題と国民の理解 これまでの講義内容を総括し、経済政策を巡る今後の課題を整理するとともに、それらに関して国民に正しい情報を提供し、主権者として正しい判断を下すために必要な理解を得るための報道のあり方について考えます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆政治・経済・社会情勢等の変化によって、講義内容が変更になることがあります。
◆参考図書として講師の著書『「新しい資本主義」の教科書』(日東書院本社)をお読みいただくと理解が深まります。(購入は必須ではありません)

講師紹介

池田 健三郎
経済評論家・政策アナリスト、公共政策調査機構理事長、共同PR総合研究所長
1968年横須賀市生まれ。金沢大法卒、早稲田大学大学院政治学研究科公共経営専攻修了。日本銀行に入行し調査統計局・国際局・金融市場局など金融経済の第一線で研鑽を積んだ後、民間シンクタンクへ。この間、TBS「みのもんたの朝ズバッ!」、YTV「情報ライブ ミヤネ屋」などのレギュラーコメンテーターを長く務める。
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