ジャンル 人間の探求

早稲田校

日本人と儒教―江戸時代の儒学者たち 朱子学の受容と朱子学への懐疑

  • 夏講座

森 和也(公益財団法人中村元東方研究所専任研究員)

曜日 水曜日
時間 10:40~12:10
日程 全5回 ・07月23日 ~ 08月27日
(日程詳細)
07/23, 07/30, 08/06, 08/20, 08/27
コード 120505
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・儒教についての理解を深める。
・日本人が何を考えてきたのかを儒教を中心に知る。
・現代社会に生きる我々に儒教の智恵を生かす。

講義概要

思想史の理解には様々なアプローチがありますが、その1つとして人に着目する方法があります。人に着目する利点は思想を具体的に捉えられることです。それぞれの儒学者たちが時代・社会と格闘し、どのような答えを出したのかを、朱子学が日本社会に受容され、そして中国とは異なる問題意識のもとで朱子学への懐疑が早くも生まれた江戸前期の儒学者である林羅山、山崎闇斎、山鹿素行、貝原益軒などの言葉に耳を傾けてみたいと思います。また、そもそもの前提となる朱子学についての知識も基礎から確認してゆきます。なお、本講座には過去の日本儒教史の講義から再構成した部分がありますが内容に関して増補改訂しています。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/23 朱 熹:朱子学〜東アジアの普遍の学  
2 07/30 林 羅山:朱子学の受容と封建教学  
3 08/06 山崎闇斎:朱子学の絶対化と儒家神道  
4 08/20 山鹿素行:士道と日本中心主義(朱子学への懐疑1)  
5 08/27 貝原益軒:窮理の探究と有用の学(朱子学への懐疑2)  

講師紹介

森 和也
公益財団法人中村元東方研究所専任研究員
1967年鳥取県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、慶應義塾大学理工学部非常勤講師、中央大学国際情報学部兼任講師、NHK学園講師を兼任。専門分野は日本思想史。著書:『神道・儒教・仏教─江戸思想史のなかの三教』(ちくま新書)。
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