ジャンル 世界を知る
早稲田校
【対面+オンラインのハイブリッド】教皇庁から見る中世ヨーロッパ
鈴木 喜晴(早稲田大学講師)
曜日 | 水曜日 |
---|---|
時間 | 10:40~12:10 |
日程 |
全8回
・07月02日 ~
08月27日 (日程詳細) 07/02, 07/09, 07/16, 07/23, 07/30, 08/06, 08/20, 08/27 |
コード | 120311 |
定員 | 41名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 23,760 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 27,324 |
目標
・中世教皇庁についての近年の研究動向を知る。
・教皇庁とヨーロッパ各地の教会の関係を理解する。
・教皇庁の組織と財政について認識を深める。
講義概要
14世紀、教皇庁がアヴィニョンに移転し、フランス王権との協力関係を構築すると、教皇は従来のイタリア情勢に翻弄される存在から、安定した地盤を得て「役人たち」を行使しながら、ヨーロッパの各勢力と外交関係を構築していく存在へと変貌していきました。けれども、同時期には世俗の王権が各地で発達し、教会の現状や教皇の在り方への疑問、反発も次第に強まっていきます。教皇のローマへの復帰によって70年に及ぶアヴィニョン時代が終結したのちも、教会分裂と改革をめぐる諸問題が山積していきます。今期はこの教皇政治の曲がり角である14世紀について解説します。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
---|---|---|---|
1 | 07/02 | はじめに(ガイダンス) | 前学期までの講座の概要と確認、今期の授業の流れについて。 |
2 | 07/09 | アヴィニョンの諸教皇たち | 各教皇たちの行動と外交。 |
3 | 07/16 | 黒死病の時代と教皇庁 | ペスト禍が教会組織に残した影響。 |
4 | 07/23 | 百年戦争と教皇庁(1) | 英仏抗争の深刻化と教皇の介入について。 |
5 | 07/30 | 百年戦争と教皇庁(2) | プレティニー条約(1360)前後の教皇外交について。 |
6 | 08/06 | 教皇のローマ帰還(1) | イタリア教皇領の再編と帰還に向けての努力。 |
7 | 08/20 | 教皇のローマ帰還(2) | 教会分裂の発生と改革をめぐる諸問題。 |
8 | 08/27 | まとめ | 今期の内容を振り返る。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合、補講日は9月3日(水)を予定しています。
◆本講座は2024年度冬学期の続編ですが、初めての方でもご受講いただけます。
◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド形式の講座です。対面・オンラインのご都合のよい形式でご受講いただけます。
◆講師は早稲田校の教室で講義し、その講義がオンラインで同時配信されます。
◆対面で受講するときは、「受講証兼教室案内」に記載された教室へお越しください。「受講証兼教室案内」は通常の対面講座と同様に開講が確定してから送付されます。
◆オンラインで受講するときは、マイページからご受講ください。
◆オンラインでの受講を予定している方は、お申し込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター)
講師紹介
- 鈴木 喜晴
- 早稲田大学講師
- 1973年横浜生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、早稲田大学本庄高等学院講師(世界史)、早稲田大学講師(西欧中世史)。