ジャンル 世界を知る

早稲田校

入門・戦争学

  • 夏講座

石津 朋之(防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全4回 ・08月02日 ~ 09月06日
(日程詳細)
08/02, 08/23, 08/30, 09/06
コード 120301
定員 41名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・戦争を研究することの意味について考える。
・戦争学の概略を理解する。
・21世紀の戦争と平和について考える。

講義概要

本講座では、戦争学の概略を解説することで、戦争を研究することの意味について考える。時期としては主としてヨーロッパ史全般を対象とし、ナポレオン戦争、「ドイツ統一戦争」、第一次及び第二次世界大戦、今日の戦争(紛争)などを事例として、当時の社会のあり方や時代状況が戦争と平和の様相にいかなる影響を及ぼしたか、さらには、今日の時代状況や時代精神が社会全般あるいは戦争の様相にいかなる影響を及ぼし得るかについて考察することによって、戦争学の一端を紹介する。初心者でも受講可能です。【テーマ】①戦争の本質 ②戦争と社会の関係性 ③「正しい」戦争とは何か ④戦争と技術 ⑤戦争の機能 ⑥終戦論 ⑦戦争の将来像 ⑧思想としての「日本流の戦争方法」

各回の講義予定

日程 講座内容
1 08/02 ①戦争の本質 :②戦争と社会の関係性 戦争とは何かについて、学問的かつ学際的に考える。
あわせて、社会の様相と戦争の様相の関係性について考察する。
2 08/23 ③「正しい」戦争とは何か: ④戦争と技術 はたして「正しい」戦争は存在するのか、そうであれば、いかなる条件が整えば「正しい」戦争なのかについて分析する。
さらには、戦争と技術の関係性について、同時代の社会状況に照らしながら考える。
3 08/30 ⑤戦争の機能:⑥終戦論 戦争には一定の機能あるいは役割があるとの挑発的な議論の是非について考える。
あわせて、戦争の終らせ方、いわゆる「出口戦略」の有用性について分析する。
4 09/06 ⑦戦争の将来像:⑧思想としての「日本流の戦争方法」 21世紀の戦争と平和の行方について考える。
さらには、戦争や平和に対する日本の立ち位置である「日本流の戦争方法」について思想の次元で考える。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆戦争と平和に関心を有する方、戦争と社会のあり方に関心を有する方であれば、どなたでも大歓迎です。
◆初心者でも受講可能です。

テキスト

テキスト
石津 朋之『戦争学原論』(筑摩書房)(ISBN:978-4480015686)電子書籍でも購入可能です。

講師紹介

石津 朋之
防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官
防衛庁防衛研究所(当時)入所後、ロンドン大学キングスカレッジ戦争研究学部客員研究員、英国王立統合軍防衛安保問題研究所研究員、シンガポール国立大学客員教授を歴任。前戦史研究センター長。放送大学非常勤講師。専門分野は、戦争学、平和学、戦略思想。著書に『戦争学原論』(筑摩書房)、『大戦略の思想家たち』(日経文庫)、『リデルハート』(中公文庫)、『戦争とロジスティクス』(日経BP)、『総力戦としての第二次世界大戦』(中央公論新社)、『軍事史としての第一次世界大戦』(中央公論新社)、『10人の思想家から学ぶ軍事戦略入門』(平凡社新書)等がある。
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