ジャンル 日本の歴史と文化
早稲田校
遷都の古代史(八世紀篇)
仁藤 敦史(国立歴史民俗博物館名誉教授)
曜日 | 水曜日 |
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時間 | 15:05~16:35 |
日程 |
全4回
・07月02日 ~
07月30日 (日程詳細) 07/02, 07/16, 07/23, 07/30 |
コード | 120202 |
定員 | 36名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,662 |
目標
・古代における遷都の歴史を史料に即して理解する。
講義概要
古代では平安京に遷都するまで都はたびたび遷りました。歴代遷宮と呼ばれる七世紀前半までのあり方から、次第に飛鳥小墾田宮など飛鳥へ集中する時期があり、その後は中国風の都市のかたちを取り入れ、碁盤の目ような都市域を形成するようになります。10年のみやこ長岡京から千年の都となった平安京への定都に至り、都は近世まで動かなくなります。本講座では、動く都から動かない都への転換の理由を考えていきます。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 07/02 | 藤原京の成立過程−大藤原京は存在したか− | 藤原京の複雑な成立過程を考える。 |
2 | 07/16 | 平城京の成立−「帝皇之邑」と「百官之府」― | 平城京の成立を「帝皇之邑」「百官之府」というキーワードから考える |
3 | 07/23 | 「彷徨五年」度重なる遷都−恭仁・紫香楽・難波京− | 聖武における度重なる遷都の理由を考える |
4 | 07/30 | 山背遷都と水陸の便−長岡京から平安京へ− | 十年の都長岡京と千年の都平安京を比較して考える。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は8月6日(水)を予定しています。
◆『都はなぜ移るのか-遷都の古代史-』(ISBN:978-4642057332)を事前にお読みいただくと理解が進みます。
講師紹介
- 仁藤 敦史
- 国立歴史民俗博物館名誉教授
- 国立歴史民俗博物館名誉教授。博士(文学 早稲田大学)。専門は日本古代史(王権論、都城制成立過程の研究)。主な著書に、『藤原仲麻呂』・『加耶/任那』(中公新書)、『古代王権と支配構造』(吉川弘文館)など。NHKの歴史番組『さかのぼり日本史』出演。集英社版「マンガ日本の歴史」監修担当。