ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

陰陽道の民俗学的研究

  • 夏講座

小池 淳一(国立歴史民俗博物館教授)

曜日 土曜日
時間 10:40~12:10
日程 全6回 ・07月19日 ~ 09月06日
(日程詳細)
07/19, 07/26, 08/02, 08/23, 08/30, 09/06
コード 120278
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・陰陽道の歴史的な展開を理解する。
・陰陽道と生活文化との接点をとらえる。
・宗教現象の民俗学的な把握方法を知る。

講義概要

陰陽道は中国文明の影響のもと、古代日本で成立しました。はじめは貴族社会のものでしたが、時代がくだるにつれて、さまざまな階層に広がっていきました。庶民のくらしのなかに浸透していくのは中世以降のことのようですが、それらは仏教や修験道などに溶け込んでいてとらえるのが難しい側面があります。ここでは、陰陽道の歴史的な展開をふまえて民俗文化のなかで陰陽道がどのように受け止められ、伝承されていったかについて、具体的な例を確認しながら考えてみたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/19 はじめに〜陰陽師と暦 陰陽道の成立、陰陽師の広がり、暦とそのかたち
2 07/26 牛頭天王信仰 御霊、祇園信仰、縁起と儀礼
3 08/02 五龍王と土公神 五龍王説話の位置と意義、五形祭文、土公神への展開
4 08/23 安倍晴明 晴明の実像、晴明伝説の形成、晴明伝説が語るもの
5 08/30 暦注とその展開 半夏生、三隣亡、土用、熊王神
6 09/06 大雑書と東方朔〜おわりに 簠簋から大雑書へ、大雑書の民俗(双紙の伝承)

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座は昨年の同名講座とほぼ同じ内容となっています。

講師紹介

小池 淳一
国立歴史民俗博物館教授
長野県に生まれ、東京で育つ。弘前大学講師、同助教授、愛知県立大学助教授を経て、現職。民俗学の歴史的な領域を中心に、陰陽道をはじめとする宗教現象を考究している。著書に、『陰陽道の歴史民俗学的研究』(角川学芸出版、2011年)、『季節のなかの神々―歳時民俗考―』(春秋社、2015年)などがある。
  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店