ジャンル 文学の心
早稲田校
朗読の楽しみ【火曜クラス】 作品を精読することで、朗読の魅力を深めよう
鈴木 千秋(朗読家、フェリス女学院大学講師)

曜日 | 火曜日 |
---|---|
時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全5回
・07月01日 ~
08月05日 (日程詳細) 07/01, 07/08, 07/22, 07/29, 08/05 |
コード | 120106 |
定員 | 15名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 19,800 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 22,770 |
目標
・朗読のさらなる成長を目指している人を対象にした講座です。
・苦手とする部分の改善に主眼をおいて、表現力の向上を目指します。
講義概要
さまざまな角度からの精読を試み、作品の世界を聴き手に伝えるための表現方法の習得を目指します。
夏講座では、内田百閒の「とおぼえ」(ちくま文庫「内田百間集成4〜サラサーテの盤」所収)を教材に進めていきます。
秋風は立っているけれどまだ蒸し暑い晩に、迷い風に導かれて氷屋に入る男。そこで店の主人と話をしますが、なかなか二人の会話は噛み合いません。
やがて犬の遠吠えが聞こえてきて、会話はさらに不思議な展開になっていきます。内田百間らしい幻想小説の掌篇を、丁寧に読み解いていきましょう。
朗読経験者を対象とした講座ですが、朗読初心者の方でも受講は可能です。一人ひとりの読みを聴きながら指導していきます。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 07/01 | 丁寧に物語を紡ぐ | 基礎練習として、腹式呼吸での発声練習と滑舌練習のための 「外郎売」を始めにしてから、作品の練習に入ります。 今回は内田百閒の「とおぼえ」(ちくま文庫「内田百間集成4〜サラサーテの盤」所収)を教材に進めていきます。 秋風は立っているけれどまだ蒸し暑い晩に、迷い風に導かれて氷屋に入る男。そこで店の主人と話をしますが、なかなか二人の会話は噛み合いません。 やがて犬の遠吠えが聞こえてきて、会話はさらに不思議な展開になっていきます。氷屋の主人から「お客さん」と呼ばれる自分は、はたしてどこから来て、どこへ帰るのか。 外部からの音と不可解な会話が、内田百間らしい幻想の世界を表出していきます。自分なりの解釈をして、丁寧に読み解いていきましょう。 |
2 | 07/08 | 丁寧に物語を紡ぐ | 基礎練習として、腹式呼吸での発声練習と滑舌練習のための 「外郎売」を始めにしてから、作品の練習に入ります。 今回は内田百閒の「とおぼえ」(ちくま文庫「内田百間集成4〜サラサーテの盤」所収)を教材に進めていきます。 秋風は立っているけれどまだ蒸し暑い晩に、迷い風に導かれて氷屋に入る男。そこで店の主人と話をしますが、なかなか二人の会話は噛み合いません。 やがて犬の遠吠えが聞こえてきて、会話はさらに不思議な展開になっていきます。氷屋の主人から「お客さん」と呼ばれる自分は、はたしてどこから来て、どこへ帰るのか。 外部からの音と不可解な会話が、内田百間らしい幻想の世界を表出していきます。自分なりの解釈をして、丁寧に読み解いていきましょう。 |
3 | 07/22 | 丁寧に物語を紡ぐ | 基礎練習として、腹式呼吸での発声練習と滑舌練習のための 「外郎売」を始めにしてから、作品の練習に入ります。 今回は内田百閒の「とおぼえ」(ちくま文庫「内田百間集成4〜サラサーテの盤」所収)を教材に進めていきます。 秋風は立っているけれどまだ蒸し暑い晩に、迷い風に導かれて氷屋に入る男。そこで店の主人と話をしますが、なかなか二人の会話は噛み合いません。 やがて犬の遠吠えが聞こえてきて、会話はさらに不思議な展開になっていきます。氷屋の主人から「お客さん」と呼ばれる自分は、はたしてどこから来て、どこへ帰るのか。 外部からの音と不可解な会話が、内田百間らしい幻想の世界を表出していきます。自分なりの解釈をして、丁寧に読み解いていきましょう。 |
4 | 07/29 | 丁寧に物語を紡ぐ | 基礎練習として、腹式呼吸での発声練習と滑舌練習のための 「外郎売」を始めにしてから、作品の練習に入ります。 今回は内田百閒の「とおぼえ」(ちくま文庫「内田百間集成4〜サラサーテの盤」所収)を教材に進めていきます。 秋風は立っているけれどまだ蒸し暑い晩に、迷い風に導かれて氷屋に入る男。そこで店の主人と話をしますが、なかなか二人の会話は噛み合いません。 やがて犬の遠吠えが聞こえてきて、会話はさらに不思議な展開になっていきます。氷屋の主人から「お客さん」と呼ばれる自分は、はたしてどこから来て、どこへ帰るのか。 外部からの音と不可解な会話が、内田百間らしい幻想の世界を表出していきます。自分なりの解釈をして、丁寧に読み解いていきましょう。 |
5 | 08/05 | 丁寧に物語を紡ぐ | 最後の講座では、いくつかのグループに分かれて、作品の発表をします。 ひと つの作品を数人で通して読むことで、より自分が読む部分の情景や心理を大切に表現して仕上げていきましょう。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は8月19日を予定しています。
◆朗読初心者の方でも受講は可能ですが、あまり基礎からの練習時間はとれないため、腹式呼吸の経験がある方が望ましいです。
◆滑舌の練習として講義の始めに「外郎売」の練習をします。既にテキストをお持ちの方はご持参ください。
講師紹介
- 鈴木 千秋
- 朗読家、フェリス女学院大学講師
- 東京生まれ。舞台朗読の第一人者・幸田弘子氏に師事。現在はフェリス女学院大学、エクステンションセンター等で朗読講師を務める。樋口一葉、夏目漱石、「源氏物語」「おくのほそ道」など幅広い作品で毎年朗読公演開催。漱石山房記念館、太宰治文学サロンなどでも朗読。ここ数年は「ピアノと朗読で奏でる源氏物語」・「女君で紐解く源氏物語」をシリーズで展開している。