ジャンル 人間の探求
中野校
アドラー心理学ゼミナール より良い人生のための理解と実践
向後 千春(独立研究者)

曜日 | 土曜日 |
---|---|
時間 | 10:40~16:35 ※途中休憩をはさみます。 |
日程 |
全4回
・04月05日 ~
07月05日 (日程詳細) 04/05, 05/10, 06/07, 07/05 |
コード | 310590 |
定員 | 40名 |
単位数 | 2 |
会員価格 | 受講料 ¥ 47,520 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 54,648 |
目標
・アドラー心理学の考え方とその全体像を理解する。
・アドラー心理学の考え方で自分自身の生き方を捉え直してみる。
・よりよい生き方のためにアドラー心理学を実践してみる。
講義概要
この講座では、アドラー心理学の全体像とその理論を理解し、自分の人生に役立ててもらうことを目指しています。そのためにゼミナールという形式で進めます。ゼミナール形式とは、受講生同士が小さなグループで議論して、その内容を全体に共有するという活動をしながら進めていくものです。ただ講義を聞くだけではなく、その話題を自分の問題として考えていくところにゼミナール形式の特徴があります。そして考えた内容を受講生の前で発表するという機会も設けます。受講生一人ひとりの積極的な取り組みを期待しています。
※春・夏学期を通じて学びます。日程にご注意ください。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
---|---|---|---|
1 | 04/05 | 現代心理学の中のアドラー心理学の位置づけと特徴 | 21世紀の心理学の中でアドラー心理学を学ぶ意味とその特徴について考えます。アドラー心理学は「動き」の心理学として捉えられます。個人はその動きを目的的、全体的、仮想的、社会的、そして主体的に行なっています。 |
2 | 05/10 | 劣等感とその補償/所属の追求/ライフスタイルの形成 | アドラー心理学の重要なアイデアである劣等感とライフスタイルについて考えます。人は何もできない状態で生まれてきて、劣等感を感じつつ、それをバネにして成長していきます。その過程で仲間への所属を追求し、ライフスタイル(性格)を形成していきます。 |
3 | 06/07 | 私的感覚と共通感覚/仮想的目標/感情のしくみ | アドラー心理学によって信念と感情のしくみについて考えます。ライフスタイルを形成するということは同時に自分なりの世界観と価値観を確立することです。しかし、それはあくまでも個人の私的感覚にすぎません。他者を理解するためには言葉によるコミュニケーションをして共通感覚を見出す必要があります。 |
4 | 07/05 | 人生の課題/人間関係の作り方/人生の意味 | 人生の課題と人生の意味について考えます。私たちはまるで与えられた宿題のように、人生の課題として、仕事、交友、愛の課題を果たさなければなりません。それらの課題を共同体感覚を持って果たすことが人生に意味を与えることなのです。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は、7月12日(土)を予定しております。
◆テキストは指定しておりませんが、以下の参考書のいずれかを読んでおくとより理解が深まるでしょう。
(1) 向後千春『幸せな劣等感』(小学館新書)
(2) 向後千春『アドラー実践講義 幸せに生きる』(技術評論社)
(3) 向後千春『アドラー心理学のススメ』(技術評論社)
◆3〜4人のグループで話し合うワークを適宜行います。
◆ゼミナール講座には、学びをより良いものにするための「グランドルール」があります。
相互に円滑に学びあうコミュニティづくりにご協力ください。
・議論の際には、他者の意見を否定するのではなく、建設的な意見を述べて議論を深めるようにする
・対等な立場で参加し、他者の意見や背景を理解する努力をする
・ゼミというコミュニティの中で、自分のできることを見出し、コミュニティへの貢献を意識して活動する
・ゼミに参加する全員で、ゼミ全体の「思考の質」、「成果の質」をあげることをめざす
講師紹介
- 向後 千春
- 独立研究者
- 1958年生まれ。博士(教育学、東京学芸大学)。専門は教育工学、教育心理学、特に、インストラクショナルデザイン、成人教育、アドラー心理学。著書に『幸せな劣等感』(小学館新書)、『世界一わかりやすい教える技術』(技術評論社)、『統計学がわかる』(技術評論社)など。