ジャンル 人間の探求

中野校

禅僧の生活と生涯

  • 春講座

小川 隆(駒澤大学教授)

曜日 金曜日
時間 10:40~12:10
日程 全4回 ・05月16日 ~ 06月13日
(日程詳細)
05/16, 05/23, 06/06, 06/13
コード 310507
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・これまで「禅」になじみのなかった方が、禅宗について基礎的な知識と理解をもてるようになる。
・「禅」を活きた人間の宗教として感じられるようになる。

講義概要

禅の道は現実の日常生活を離れることがありません。今回の講座では、中国の昔の禅僧たちが、どんな制度と慣習のなか、どのように暮らし、どのように道を求め、どのように生きていったのかを考察します。禅についての予備知識がなくても、だいじょうぶです。唐や宋の時代の禅僧たちの具体的な事例を基に、解りやすく、活き活きと、禅の世界をご紹介いたします。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/16 出家と受戒――人はいかにして禅僧になるのか? いにしえの禅僧たちが、どのような因縁で出家し、どのような過程を経て禅僧となっていったのか、ご紹介します。
2 05/23 行脚(あんぎゃ)と作務(さむ)――よく歩き、よく働く修行僧たち 修行僧たちは真の師との出逢いを求めて行脚の旅をし、お寺の中では労働(作務)に励みました。その様子をご紹介します。
3 06/06 問答と悟り――禅僧たちはいかに悟ったか? 禅宗では、師と弟子、あるいは弟子と弟子との間の問答によって、道が達成され、伝授されます。禅僧たちの問答と開悟の物語をご紹介します。
4 06/13 禅僧たちの生老病死(しょう・ろう・びょう・し) 悟りを開いた禅僧も、やはり生身の人間です。禅僧たちは、どのように老い、どのように病み、そして、どのように死んでいったのでしょうか?

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆参考図書:小川隆著『禅思想史講義』(春秋社2015年)、『中国禅宗史―「禅の語録」導読』(ちくま学芸文庫2020年)、『禅僧たちの生涯―唐代の禅』(春秋社2022年)、『臨済録のことばー禅の語録を読む』(講談社学術文庫2024年)などをお読み頂くとより理解が深まります。

講師紹介

小川 隆
駒澤大学教授
1961年生まれ。岡山市出身。中国禅宗史専攻。博士(文学)。著書に『禅思想史講義』『禅僧たちの生涯ー唐代の禅』(春秋社)、『中国禅宗史ー「禅の語録」導読』(ちくま学芸文庫)、『臨済録のことばー禅の語録を読む』(講談社学術文庫),
『禅宗語録入門読本―禅の物語で学ぶ漢文の基礎』(禅文化研究所)ほか、がある。

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