ジャンル 芸術の世界
中野校
ロマン派のイタリア・オペラに親しむ 西洋音楽史 時代ごとにちょっと詳しく
赤塚 健太郎(成城大学教授)
曜日 | 金曜日 |
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時間 | 15:05~16:35 |
日程 |
全4回
・05月09日 ~
05月30日 (日程詳細) 05/09, 05/16, 05/23, 05/30 |
コード | 310416 |
定員 | 24名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,662 |
目標
・西洋音楽史における19世紀イタリア・オペラの位置付けについて理解する。
・当時の代表的な作品を鑑賞しつつ、ロマン主義的な傾向の変遷を確認する。
・19世紀の社会におけるオペラの位置付けを理解する。
講義概要
19世紀のイタリア・オペラについて学びます。一般的な西洋音楽史の時代区分に従えば、ロマン派のオペラを扱うことになります。授業ごとに時代範囲を区切りつつ、それぞれの時期における代表的なオペラ作曲家や作品を具体的にとりあげ、どのような点にロマン主義的な要素が見られるかを確認していきます。さらに、当時の社会背景にも目を向け、社会の変化とオペラの関わりについても検討します。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 05/09 | イタリア・オペラの流れ | 1600年頃から18世紀末までのイタリア・オペラの状況を概観した上で、ロッシーニの作品をとりあげて、前の時代からの継続性と新たな傾向を確認します。 |
2 | 05/16 | イタリア・オペラにおけるロマン主義の高まり | 19世紀前半のイタリア・オペラに目を向け、ロマン主義的な傾向がどのようにして高まっていったのかを確認します。 |
3 | 05/23 | ヴェルディのオペラ | 19世紀のイタリアを代表するオペラ作曲家であるヴェルディをとりあげ、当時のイタリア社会の状況なども踏まえながら彼のオペラ創作について学びます。 |
4 | 05/30 | イタリアにおけるロマン主義オペラの退潮 | 19世紀後半のイタリア・オペラをとりあげ、ロマン主義的な傾向が薄れ、現実を現実として表現しようとする傾向が強まっていく様子について学びます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は6月6日(金)を予定しています。
講師紹介
- 赤塚 健太郎
- 成城大学教授
- 成城大学大学院文学研究科美学・美術史専攻にて音楽学を学ぶ。博士(文学)。現在、成城大学文芸学部教授・放送大学客員教授。主な研究対象は、バロック時代のダンス・舞曲と、当時の音楽の演奏習慣について。著書に『踊るバロック 舞曲の様式と演奏をめぐって』(アルテスパブリッシング、2021年)、『新訂 西洋音楽史』(津上英輔との共編、放送大学教育振興会、2021年)がある。また、NHK-FM「古楽の楽しみ」にて案内役を担当している。