ジャンル 芸術の世界

中野校

西洋美術鑑賞入門―19世紀絵画を見る

  • 春講座

岸 みづき(成城大学講師)

曜日 木曜日
時間 10:40~12:10
日程 全5回 ・04月03日 ~ 05月08日
(日程詳細)
04/03, 04/10, 04/17, 04/24, 05/08
コード 310407
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・ヨーロッパにおける美術、特に19世紀の美術について基本的な知識を身につける。
・美術作品の形式や様式についての理解を深める。
・上記の知識をもとに、作品を自らの眼で観察し、分析することができるようになる。

講義概要

19世紀の西洋絵画の名作を、主にその形式や様式に着目して鑑賞する講義です。美術作品は、線、かたち、色彩、陰影、空間構成、構図など様々な要素で成り立ち、それらが相互に関係し合うことで、その作品独自の形式を作り出します。形式はまた、意味(内容)と分かちがたく結びつき、私たちの感覚や感情に働きかけます。この授業では、毎回主に二人の芸術家の作品を比較しながら、その形式的な特徴を詳しく見ていき、作品についての理解を深めます。受講者の皆さんには自らの眼で作品を観察してもらい、作品記述(ディスクリプション)やそれに対するフィードバックも交えつつ、絵画作品を主体的に鑑賞する方法を身につけることを目指します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/03 概論:西洋絵画の見方 伝統的な西洋美術研究における様式論を紹介し、ルネサンスから19世紀までの美術史の流れを確認します。
2 04/10 印象派(1) モネとルノワールの作品を比較しながら印象派の技法について理解を深めます。
3 04/17 印象派(2) マネとモリゾの作品を比較しながら、印象派絵画における空間表現について考えます。
4 04/24 ポスト印象派(1) ピサロとセザンヌの作品を比較し、「ポスト印象派(印象派の後)」の画家と呼ばれるセザンヌが、印象派をどのように乗り越えようとしたのかを考えます。
5 05/08 ポスト印象派(2) アルルで一時期共同生活をしながら制作したゴッホとゴーガンの作品を比較し、その後登場する表現主義や象徴主義への展開を見ていきます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は、5/15(木)を予定しています。

講師紹介

岸 みづき
成城大学講師
東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門分野は西洋近現代美術史。論文「ジャクソン・ポロックの絵画制作過程と観者の参加:デューイ『経験としての芸術』との関連から」(『NACT Review 国立新美術館紀要』第3号、2016年)ほか。

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  • 広報誌「早稲田の杜」
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