ジャンル 現代社会と科学
早稲田校
環境と人間生活―私たちの健康と生活への影響について 21世紀を健やかに過ごすために
町田 和彦(早稲田大学名誉教授)

曜日 | 水曜日 |
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時間 | 10:40~12:10 |
日程 |
全10回
・04月02日 ~
06月11日 (日程詳細) 04/02, 04/09, 04/16, 04/23, 05/07, 05/14, 05/21, 05/28, 06/04, 06/11 |
コード | 110704 |
定員 | 30名 |
単位数 | 2 |
会員価格 | 受講料 ¥ 29,700 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 34,155 |
目標
・主に日本人のおかれている環境の影響について、どの方にもわかりやすい形で説明します。
・カラーのパワーポイントとプリント、さらにほぼ毎回20分前後、動画をお見せします。
講義概要
次のような講義内容で説明します。①地球の長い歴史の中で生物はどのようにして進化してきたのか、②人類の祖先から日本人が形成されるまで、③温暖な気候と自然環境の中で日本人はどのように変化してきたか、④厳しい自然環境の中で日本人はどのように変化してきたか、⑤自然災害の脅威と日本人(1)風水害との闘い、⑥自然災害の脅威と日本人(2)過去の地震との闘い、⑦自然災害の脅威と日本人(3)迫りくる巨大地震:3・11の被害は序の口? 、⑧迫りくる南海・東海・首都圏直下地震とその対策は? 、⑨この地球の温熱環境の中で人類が身に付けたもの:耐寒・耐暑性、⑩近年の異常気象:私たちはどうなるのだろうか
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 04/02 | 地球の形成と生物の進化 | 地球の長い歴史の中で生物はどのようにして進化してきたのか。微生物、植物、動物、人間それぞれはどのように分化してきたのでしょうか。 |
2 | 04/09 | アフリカから進化した人類の祖先から日本人が形成される まで | ヒトの進化の初めはほとんどアフリカから出発し、世界中に分散しつつ進化してきました。ヒト以外にも似た動物はたくさん現れましたが、すべて滅ぼされ、ホモサピエンスだけになりました。 |
3 | 04/16 | この温暖な気候と自然環境の中で日本人はどのように変化していったのだろうか | 四季に恵まれ、豊かな植生と豊富な魚介類に恵まれ、太平洋の外れに位置し、外敵とも隔離された環境の中で人間性を育んできました。 |
4 | 04/23 | この厳しい自然環境の中で日本人はどのように変化していったのだろうか | 突然起こる災害に常に悩まされてきた日本人!助けあわなくては生活できない! |
5 | 05/07 | 自然災害の脅威と日本人 ①風水害との闘い | 今のような、予知ができない台風や風水害に突然襲われてきた日本人。洪水ばかりでなく、がけ崩れも。どう対処してきたのだろうか。 |
6 | 05/14 | 自然災害の脅威と日本人 ②過去の地震との闘い | 有史以来度重なる地震や津波に翻弄されてきた日本人! その足跡をたどる。 |
7 | 05/21 | 自然災害の脅威と日本人 ③迫りくる巨大地震 | まだ記憶に新しい東日本大地震。想定外といわれたが、この程度の地震は過去に何回もある。関東大地震、関西淡路大地震も振り返る。 |
8 | 05/28 | 迫りくる南海・東海地震・首都圏直下型地震 対策は? | 日本にいる限り避けられません。私たちが生きているときにも起こりつつあります。その対策について考えましょう! |
9 | 06/04 | この地球の温熱環境の中で人類が身に付けたもの:耐寒性・耐暑性 | 地球の歴史を振り返れば寒暖の変化は幾度となく続いています。たまたま私たちが生きてきた時代が良い時代だったのだと思うほかありません。 |
10 | 06/11 | ここ数年の異常気象 私たちはどうなるのでしょうか | 異常気候はこれからどうなるのでしょうか? これからも続くのでしょうか。これに対処するのにはどうしたら良いのでしょうか。いろいろ考えていきましょう! |
講師紹介
- 町田 和彦
- 早稲田大学名誉教授
- 東京大学医学系研究科博士課程修了後、順天堂大学専任講師、国立公害研究所主任研究員、大分医科大学・院助教授、New York Medical College Visiting Professor、早稲田大学人間科学部・院教授、現:早稲田大学名誉教授。主な著書:『忍び寄る感染症』(単)、『感染症ワールド』(単:第3版)、『21世紀の予防医学・公衆衛生』(編著:第4版:2022年4月出版)他。