ジャンル 人間の探求

早稲田校

インド仏教の基本思想

  • 春講座

齋藤 直樹(早稲田大学講師)

曜日 水曜日
時間 15:05~16:35
日程 全10回 ・04月02日 ~ 06月11日
(日程詳細)
04/02, 04/09, 04/16, 04/23, 05/07, 05/14, 05/21, 05/28, 06/04, 06/11
コード 110511
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・インド的思想に親しむ
・仏教の思想の基本を知る
・主要な教理事項の意味内容を理解する

講義概要

古代インド思想の精華の一つである仏教は釈迦牟尼の教えとして語り継がれてきた知的成果の一大宝庫です。他の地域からインドに流入した知的文書はあまり知られていませんが、チベット大蔵経と漢訳大蔵経などから知られる通り、インドからその周辺に伝播した文献の量は膨大です。インドは古代アジアにおける文化の中心であり、特に仏教はアジア全域に思想的基礎を提供したと言えます。その宗教の端緒から、大乗興起以前の理論的体系が成立するまでの教理の形成過程を辿りながらゆるやかに概観します。参照する資料としてパーリとサンスクリットの原典からの和訳を配布し、その読解にインド思想全般及び仏教教理に係わる解説を加えていきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/02 ブラフマンとアートマン 宇宙と我の同一性
2 04/09 光としてのアートマン 知られることなき絶対的能知者
3 04/16 梵天勧請 仏教の始まり
4 04/23 スッタニパータより(1) 出家の勧め
5 05/07 スッタニパータより(2) 対立からの離脱
6 05/14 最初の説法 不死と四聖諦
7 05/21 五取蘊(1) 人間を占有するもの
8 05/28 五取蘊(2) 身思の構造
9 06/04 十二支縁起(1) 因果の本然性
10 06/11 十二支縁起(2) 因果の連鎖としての輪廻

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆各回に予定されている主題はその回の授業だけに限定されるものではなく、全体の流れのなかのゆるい配分とお考えください。

講師紹介

齋藤 直樹
早稲田大学講師
1962年東京都出身。早稲田大学大学院東洋哲学専攻博士課程満期退学後、ドイツ・マールブルク大学にてPh.D.取得。著書『Das Kompendium der moralischen Vollkommenheiten』、論文「転変としての世界」「ナーガールジュナの馬」「「歩行者」の「歩行」」「ガンダルヴァの都城」等がある。
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