ジャンル 芸術の世界

早稲田校

ヘンデルの生涯と音楽 誕生からロンドン時代初期までの活動

  • 春講座

今谷 和徳(音楽史家)

曜日 水曜日
時間 15:05~16:35
日程 全10回 ・04月02日 ~ 06月11日
(日程詳細)
04/02, 04/09, 04/16, 04/23, 05/07, 05/14, 05/21, 05/28, 06/04, 06/11
コード 110453
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・ヘンデルの生涯をたどりながら、それぞれの音楽作品が生まれた時代の背景の中で考える。
・器楽曲や声楽曲など様々なジャンルに注目する。

講義概要

18世紀の前半にヨーロッパで活躍した作曲家の中でとくによく知られているのはバッハだが、彼と同じ年に生まれたヘンデルの作品は《メサイア》や《水上の音楽》など、ごく一部が注目されているにすぎないように思われる。しかしヘンデルはその初期から中期にかけて、イタリア語のカンタータやオペラの作曲家として知られ、後期には英語によるオラトリオを数多く生み出した大家だった。そしてその間に器楽合奏曲も数多く手がけている。そうしたヘンデルの多方面での創作活動を、その生涯をたどりながら概観してゆくが、今期はその初期の活動に焦点をあてる。なお、これまでと同様に、とりあげる作品の実例をCDや映像資料によって紹介する。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/02 誕生から1707年5月までの活動 カンタータと宗教声楽曲
2 04/09 1707年5月から1707年7月までの活動 カンタータと宗教声楽曲
3 04/16 1707年10月から1707年末までの活動 カンタータ《クローリとティルシとフィレーノ》
4 04/23 1708年1月から1708年7月までの活動 オラトリオ《復活》とカンタータ《歩みを止めて》
5 05/07 1708年8月から1710年2月末までの活動 オペラ《アグリッピーナ》
6 05/14 1710年3月から1711年2月までの活動 オペラ《リナルド》
7 05/21 1710年から1711年にかけての活動 イタリア語2重唱曲
8 05/28 1711年6月から1712年11月までの活動 オペラ《忠実な羊飼い》
9 06/04 1713年1月の活動 オペラ《テゼオ》
10 06/11 1713年1月から1713年7月までの活動 《アン女王の誕生日のためのオード》と《ユトレヒト・テ・デウム》

講師紹介

今谷 和徳
音楽史家
1945年生まれ。早稲田大学第一法学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程(西洋史専攻)単位取得満期退学。専門は西洋音楽史(ルネサンス音楽)。著書に『新版 中世・ルネサンスの社会と音楽』(音楽之友社)、『ルネサンスの音楽家たち(I・II)』(東京書籍)など、共著に『フランス音楽史』(春秋社)などがある。
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