ジャンル 芸術の世界

早稲田校

平安時代中期の美術

  • 春講座

松原 智美(美術史家)

曜日 火曜日
時間 13:10~14:40
日程 全10回 ・04月01日 ~ 06月17日
(日程詳細)
04/01, 04/08, 04/15, 04/22, 05/13, 05/20, 05/27, 06/03, 06/10, 06/17
コード 110415
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・平安時代中期の代表的な美術作品や、新たに登場した美術のジャンルに対する理解を深めます。
・作品における和様表現を具体的に確認します。

講義概要

平安時代中期の11世紀には、前期に導入された密教美術の制作がつづけられるとともに、浄土教美術という新たなジャンルが盛んになりました。また仏像彫刻は前期の木彫的要素が薄れ、造形全体を曲線的にまとめた優美な和様彫刻が定朝によって大成されました。仏画も中間色を多用した豊麗な色彩に加え、截金による装飾をほどこした優美で華麗な作品が制作されています。本講座では、この時期の仏像と仏画を中心にとりあげ、作品のもつ意味や時代背景などを解説するとともに、作品をスライドで鑑賞して表現の特徴を具体的にとらえてゆきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/01 子島曼荼羅  
2 04/08 浄土教美術—平等院と浄瑠璃寺  
3 04/15 平等院鳳凰堂壁扉画  
4 04/22 和様彫刻への流れ  
5 05/13 和様彫刻の大成と展開  
6 05/20 東京国立博物館蔵十六羅漢像  
7 05/27 一乗寺蔵聖徳太子及天台高僧像  
8 06/03 青蓮院蔵不動明王二童子像  
9 06/10 京都国立博物館蔵釈迦金棺出現図と金剛峯寺蔵仏涅槃図⑴  
10 06/17 京都国立博物館蔵釈迦金棺出現図と金剛峯寺蔵仏涅槃図⑵  

講師紹介

松原 智美
美術史家
1957年千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学、早稲田大学)。専門分野は日本美術史。とくに仏画を中心とする仏教美術史。著書に『曼荼羅の世界とデザイン』(グラフ社)、『正倉院宝物の輝き』(里文出版)などがある。1993年以来、エクステンションセンター講師をつとめる。
  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店