ジャンル 世界を知る

早稲田校

草原から見た世界史

  • 春講座

宮脇 淳子(歴史学者、公益財団法人東洋文庫研究員)

曜日 金曜日
時間 13:10~14:40
日程 全10回 ・04月04日 ~ 06月13日
(日程詳細)
04/04, 04/11, 04/18, 04/25, 05/09, 05/16, 05/23, 05/30, 06/06, 06/13
コード 110326
定員 33名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・これまでの日本の世界史教育の問題点を理解する
・中央ユーラシア草原から押し出された力が東西の歴史に果たした役割を知る
・ヨーロッパ中心史観から脱却する

講義概要

日本の世界史は、戦前の西洋史と東洋史が合体してできた教科である。西洋史のもとになった地中海文明の歴史観と、東洋史のもとになった中国型の歴史観はまったく異なる。本当の意味の世界史は、13世紀にモンゴル帝国が東西を有機的につないだときから始まると、講師の師であり夫である岡田英弘は言った。本講座では、その史観にもとづき、草原から見た世界史を語ることによって、現在の中国とロシアにおける問題点を解明したい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/04 西洋史と東洋史を合体させた日本の世界史  
2 04/11 遊牧騎馬民の誕生――『ヒストリアイ』と『史記』  
3 04/18 ローマ帝国に影響を与えた草原の遊牧民  
4 04/25 秦・漢のシナから鮮卑の隋・唐へ  
5 05/09 遊牧帝国の成長――トルコからキタイまで  
6 05/16 モンゴル帝国から世界史が始まる  
7 05/23 モンゴル帝国を継承した明と清  
8 05/30 モンゴル帝国を継承したロシア帝国  
9 06/06 ユーラシア大陸の20世紀――革命の時代  
10 06/13 現代中国とロシアの問題点  

講師紹介

宮脇 淳子
歴史学者、公益財団法人東洋文庫研究員
1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒、大阪大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。専攻は東洋史。東京外国語大学・常磐大学・国士舘大学・東京大学等の非常勤講師を歴任。著書に『日本人が教えたい新しい世界史』『満洲国から見た近現代史の真実』『皇帝たちの中国史』『どの教科書にも書かれていない日本人のための世界史』『ロシアとは何か』『真実の中国史』『中国・韓国の正体』『モンゴルの歴史』『世界史のなかの蒙古襲来』ほか多数。

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