ジャンル 世界を知る

早稲田校

第二次世界大戦を考える

  • 春講座

石津 朋之(防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全4回 ・04月26日 ~ 05月31日
(日程詳細)
04/26, 05/10, 05/24, 05/31
コード 110325
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・第二次世界大戦の全体像を理解する。
・ヨーロッパ戦線及びアジア太平洋戦線(太平洋戦争)の実相を理解する。
・「あの戦争」(太平洋戦争)について考える。

講義概要

第二次世界大戦(太平洋戦争を含む)の戦いの様相について理解してもらいたいと思います。総力戦としての第二次世界大戦という大枠を理解していただいたうえ、アメリカやイギリスに代表される連合国側の方針――大戦略――について考えます。そうすることによって、当時、連合国側が日本への対応をどのように考えていたかが分かるはずです。その後、実際の戦いについて、その戦略概念を含めて解説します。こうした戦略概念は、今日の戦争及び紛争を考えるうえでも参考になります。
あわせて、受講生の皆さんには、終戦80周年を迎える「あの戦争」(太平洋戦争)の意味についても考えてもらいたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/26 第二次世界大戦とは何か ①総力戦としての第二次世界大戦及び連合国側の方針、さらには、②ヨーロッパ西方戦線の「電撃戦」(機動戦争)とそれに続く「バトル・オブ・ブリテン」(空の戦い)について考える。
2 05/10 第二次世界大戦前半の戦い ③ヨーロッパ東方戦線の戦い(殲滅戦争)の実相、さらには、④ノルマンディ上陸作戦(水陸両用作戦)の実相を理解する。
3 05/24 第二次世界大戦後半の戦い ⑤大西洋の戦い(海の戦い)と「マーケット・ガーデン」作戦(空挺作戦)の実相、さらには、⑥ヨーロッパ戦線を中心とする戦略爆撃の意味について、そして日本に対する原爆投下の意味を考える。
4 05/31 第二次世界大戦を振り返る ⑦アジア太平洋地域の戦い(太平洋戦争)の実相を理解し、さらには、⑧「あの戦争」の意味について考える。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆初心者大歓迎です。
◆世界地図が手元あると便利です。
◆一部『総力戦としての第二次世界大戦』(石津朋之著、中央公論新社、ISBN:978-4120052750)に沿って講義します。 購入は必須ではありませんが、参考図書としてお読みいただくとより理解が深まります。
◆本講座は2024年度春学期に開講した「第二次世界大戦の実相」と一部重複する場合がありますが、新たに刷新された内容となっています。
◆休講が発生した場合の補講日は6月7日(土)を予定しています。

講師紹介

石津 朋之
防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官
防衛庁防衛研究所(当時)入所後、ロンドン大学キングスカレッジ戦争研究学部客員研究員、英国王立統合軍防衛安保問題研究所研究員、シンガポール国立大学客員教授を歴任。前戦史研究センター長。放送大学非常勤講師。専門分野は、戦争学、平和学、戦略思想。著書に『戦争学原論』(筑摩書房)、『大戦略の思想家たち』(日経文庫)、『リデルハート』(中公文庫)、『戦争とロジスティクス』(日経BP)、『総力戦としての第二次世界大戦』(中央公論新社)、『軍事史としての第一次世界大戦』(中央公論新社)、『10人の思想家から学ぶ軍事戦略入門』(平凡社新書)等がある。
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