ジャンル 世界を知る
早稲田校
現代イスラエルのリアル、ユダヤ人の本音に迫る
鴨志田 聡子(東京大学特任研究員)

曜日 | 土曜日 |
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時間 | 10:40~14:40 ※途中休憩をはさみます。 |
日程 |
全5回
・04月12日 ~
05月24日 (日程詳細) 04/12, 04/19, 05/10, 05/17, 05/24 |
コード | 110335 |
定員 | 26名 |
単位数 | 2 |
会員価格 | 受講料 ¥ 29,700 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 34,155 |
目標
・イスラエルの歴史と地理の基本知識を身につける。
・ユダヤ人の文化や宗教、価値観に関する理解を深める。
・現代イスラエル社会の政治・経済の動向を把握する。
講義概要
イスラエルやユダヤ人についてのイメージとリアルを比べてみませんか?本講座では、日本のマスメディアを超え、ユダヤ人メディアの視点から、戦争、文化、社会格差、ユダヤ人の多様な意見や葛藤を5回にわたって掘り下げます。イスラエルや欧米メディアの情報、映画や芸術作品も活用しながら、講師の知見を通じて聞き出したリアルな本音を考察しつつ、多角的な視点を共有します。ユダヤ人についてこれから理解を深めたい方、国際的な課題に一般的な知識やマスメディアとは別の視点から迫りたい方に最適な内容です!
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 04/12 | 団結と分断に見るユダヤ人の多様性 | イスラエルの基本的な地理・歴史背景を学びます。ユダヤ人社会の多様性(宗教的、文化的、社会的視点)について触れ、講座全体の流れを説明します。 戦争がイスラエル社会に与える影響を探ります。格差や意見の対立、徴兵制度の現状、戦争中の意識の変化について考察します。 |
2 | 04/19 | ユダヤ系メディアに見るユダヤコミュニティの葛藤 | ユダヤ教の宗派、文化的な背景、世代間の違いから見るユダヤ人のアイデンティティと葛藤について学びます。 イスラエル関連のニュースを日本、イスラエル、欧米メディアで比較し、視点や内容の違いを議論します。 |
3 | 05/10 | イスラエル映画に見る社会格差と多様性 | 経済格差、社会的地位の違い、移民問題など、イスラエル国内の格差と多様性について掘り下げます。 イスラエルの映画作品を題材に、戦争、家族、宗教など社会問題がどのように表現されているかを分析します。 |
4 | 05/17 | ユダヤ人の本音:現地インタビューに見える、絡み合うイスラエル社会の宗教と政治 | イスラエルやその他の地域に住む人々の生の声を紹介し、それらをもとに現在の状況を多面的に考えます。 イスラエルにおける宗教と政治の関係性、宗教的な価値観と社会的な意見の対立を考察します。 |
5 | 05/24 | ユダヤ人とアラブ人(パレスチナ人)の対話と共生の可能性、未来に希望はあるのか | ユダヤ人とアラブ人の共存を目指す取り組みや課題、現場のリアルな状況について議論します。 これまで学んだ内容を振り返り、イスラエル社会の未来について参加者同士で意見を交わします。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は5月31日(土)を予定しています。
◆3/8(土) 10:00より本講座の無料体験講座を早稲田校で実施します。
◆無料体験講座お申し込みはこちらから。
https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/65483/
講師紹介
- 鴨志田 聡子
- 東京大学特任研究員
- ユダヤ人の言語と文化を研究し、東京大学で博士号を取得。東京外国語大学などでユダヤの言語と文化についての講義を担当。20年以上にわたり世界各地のユダヤ人に会いに行って文化活動をともにしてインタビュー調査をし、論文や本を執筆。著書に『現代イスラエルにおけるイディッシュ語個人出版と言語学習活動』(三元社)、共著に『イスラエルを知るための62章』(明石書店)、『Pen BOOKS ユダヤとは何か』(CCC Media House)、訳書に『アンチ』(岩波書店)など。白水社の『ふらんす』で連載「パリとユダヤ人」連載中。『「その他の外国文学」の翻訳者』(白水社)にインタビュー掲載。