ジャンル 日本の歴史と文化
早稲田校
日本の近代史 日中戦争前夜の日本を読む
大日方 純夫(早稲田大学名誉教授)

曜日 | 金曜日 |
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時間 | 10:40~12:10 |
日程 |
全10回
・04月04日 ~
06月13日 (日程詳細) 04/04, 04/11, 04/18, 04/25, 05/09, 05/16, 05/23, 05/30, 06/06, 06/13 |
コード | 110260 |
定員 | 70名 |
単位数 | 2 |
会員価格 | 受講料 ¥ 29,700 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 34,155 |
目標
・近代日本の歴史を、当時の史料を読むことによって探ります。
・「日本」に閉じこもってしまいがちな認識の開放をめざします。
・過去の社会の人びとの「肉声」を感知することをめざします。
講義概要
これまでこの講座では、1920年代から1933年まで、日本が世界をどう見ていたのかを、『東京朝日新聞』の社説を素材として検討し、また、「国民」が満州事変から1933年にかけての時期、国際情勢や日本の動きをどう見ていたのかを、各種の日記などから探りました。これをうけて今年度は、日中戦争前夜の日本がどんな様子だったのか、1934年から1937年7月の盧溝橋事件前までを対象に、『東京朝日新聞』社説を中心とする論説や、各種の日記などから探ります。春期は、「満州国」帝政実施、天羽声明、在満機構改革、天皇機関説事件、梅津・何応欽協定、広田三原則などの出来事があった1934年と1935年を扱います。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 04/04 | 講義計画とテキストの説明 | |
2 | 04/11 | 1934年の日本を読む① | |
3 | 04/18 | 1934年の日本を読む② | |
4 | 04/25 | 1934年の日本を読む③ | |
5 | 05/09 | 1934年の日本を読む④ | |
6 | 05/16 | 1935年の日本を読む① | |
7 | 05/23 | 1935年の日本を読む② | |
8 | 05/30 | 1935年の日本を読む③ | |
9 | 06/06 | 1935年の日本を読む④ | |
10 | 06/13 | まとめ |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆2024年度秋期の同名講座の続編で継続生優先となる講座です。継続受講者が定員に満たない場合は、それ以外の方もお申し込みいただけます。
◆テキストは初回に配付し、レジュメと資料を毎回配付します。
講師紹介
- 大日方 純夫
- 早稲田大学名誉教授
- 1950年長野県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(文学)。日本近代史を専門とし、警察史、自由民権運動史、対外認識史などを追究。著書は『自由民権期の社会』(敬文舎)、『「主権国家」成立の内と外』(吉川弘文館)、『世界の中の近代日本と東アジア』(同)など多数。