ジャンル 文学の心

早稲田校

和歌と伝統文化 和歌を読む基本のキを身に付ける

  • 春講座

兼築 信行(早稲田大学教授)

曜日 火曜日
時間 13:10~14:40
日程 全8回 ・04月08日 ~ 06月10日
(日程詳細)
04/08, 04/15, 04/22, 05/13, 05/20, 05/27, 06/03, 06/10
コード 110188
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・くずし字、変体仮名を読解する力を身につける。
・和歌を正しく解釈する力を身につける。
・和歌を軸に、日本文化に対する理解を深める。

講義概要

日本文化の基軸のひとつである和歌を理解するために必要な基本を身に付けます。古典和歌はもともと、くずし字・変体仮名で書かれていました。こうした原資料を自在に読み解くスキルと、和歌を正しく読み解く手順を、さまざまな資料を用いながら習得します。まったくの初心者にも分かりやすく講義を進めるとともに、一定以上の理解を持っている方、継続受講の方にも、より深い理解が得られる内容を展開します。和歌を含むさまざまなジャンルのテキストに触れてもらうことになります。和歌文学に関する総合的な講義とご理解ください。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/08 くずし字・変体仮名を読む まったくの初心者にも、くずし字や変体仮名すぐ読めるようになる練習方法を伝授します。
2 04/15 和歌の正しい解釈法 和歌を正しく理解するための筋道を、具体的な事例に即して伝授します。
3 04/22 和歌の含む多様な作品 和歌が詠み出され、記録されたものをはじめ、歌集や、日記・物語など、和歌を含むさまざまなジャンルの作品を紹介します。
4 05/13 撰集の世界 さまざまな歌人の詠を編集した歌集の世界を案内します。
5 05/20 家集の世界 個人の単位で和歌を編集した歌集の世界を案内します。
6 05/27 古人はどのようにして和歌を作っていたか? 題詠により和歌はどのように創作されていたか、詠草や懐紙、短冊を素材に説明します。
7 06/03 歌会、歌合、定数歌 題詠の結果、詠み出された作品の具体相を紹介します。
8 06/10 まとめ 和歌文化の意義について考えます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は6/10(火)を予定しています。
◆教材はすべてプリントで配布します。
◆くずし字・変体仮名が読めない人でも、授業を受けていくうちに必ず読めるようになりますので、安心してご受講ください。

備考

※4月1日は講師都合により休講となりました。補講は6/10に行います。

講師紹介

兼築 信行
早稲田大学教授
早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期中退。早稲田大学高等学院教諭、文学部専任講師、助教授を経て現職。専門は日本古典文学、和歌文学、文献学。著書に『一週間で読めるくずし字古今集・新古今集』、『同伊勢物語』(淡交社)、『聞いて楽しむ百人一首』(創元社)などがある。

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