ジャンル 文学の心

早稲田校

歴史文学散歩のススメ 歴史と文学から身近な地を見直す

  • 春講座

佐伯 孝弘(清泉女子大学教授)

曜日 土曜日
時間 13:10~14:40
日程 全6回 ・04月12日 ~ 05月24日
(日程詳細)
04/12, 04/19, 04/26, 05/10, 05/17, 05/24
コード 110161
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 18,700
ビジター価格 受講料 ¥ 21,373

目標

・日本の歴史・文化・風俗等への理解を深める。
・江戸の文芸を中心とした古典文学の面白さに触れる。
・事前の講義で予備知識を得た上で散策することで、身近な土地への視点を広げる。

講義概要

近年、街の景色は大きく変わりました。しかし、過去の歴史や風俗、文学などを踏まえて改めて眺めると、見慣れた景色も違って見えて来ます。
今回は、「品川」の旧宿場街を歩きますが、その前に、「日本の旅」「日本文学と旅」「江戸の街道と宿場」「宿場街としての品川」等について講義をします。どうぞお気軽に御参加ください。
※巡見に伴う交通費等は別途実費ご負担となります。詳細は必ずホームページでご確認ください。
※最終回の散策(巡見)は時間が延びる可能性があります。前後(特に後ろ)の時間に余裕を持って御予定ください。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/12 日本における「旅」、特に江戸時代 日本における「旅」を概観した後、特に江戸時代の旅の風俗、宿場街などについて講じます。
2 04/19 日本文学における「旅」 日本古典文学における「旅」について、和歌・俳諧・漢詩・散文に亘り、見て行きます。『万葉集』、勅撰和歌集、中世の紀行文、菅原道真や頼山陽の漢詩などを取り上げる予定です。
3 04/26 江戸時代(近世)文学における「旅」 江戸時代(近世)の文学の中から、松尾芭蕉の『奥の細道』に代表される紀行文学を取り上げる予定です。
4 05/10 江戸時代(近世)文学における「旅」(つづき) 江戸時代(近世)の文学の中から、『竹斎』『東海道名所記』『東海道中膝栗毛』といった、旅を扱う近世小説を取り上げる予定です。
5 05/17 宿場街としての品川 宿場街としての品川の繁栄について、江戸時代の地誌や浮世絵も見ながら講義する予定です。
6 05/24 品川散策 品川の旧宿場街のうち、北品川宿にあたる部分を歩きます。具体的には、問答河岸跡・土蔵相模跡・鯨塚(利田神社)・旧砲台跡・本陣跡(聖蹟公園)・荏原神社・品川神社(板垣退助の墓)・東海寺大山墓地(沢庵和尚・賀茂真淵の墓)を巡る予定です。(一部省くこともあり得ます。)

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆最終回は散策となります。教室での講義よりも時間が延びる可能性もありますので、後ろの時間の余裕を持って御予定ください。
◆散策に伴う交通費等は別途実費ご負担となります。散策の詳細は教室での講義の際にお知らせします。
◆散策の回は外歩きとなります。ご自身と周囲の交通安全に配慮いただき、団体行動のマナーにそってご受講ください。
◆休講が発生した場合の補講日は5月31日を予定しています。

講師紹介

佐伯 孝弘
清泉女子大学教授
1962年佐賀県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。日本近世(江戸時代)文学、特に近世前期の浮世草子や怪談・笑話が専門。主な編著書は『江島其磧と気質物』(平成16年、若草書房)、『八文字屋本全集』全24巻(共編、平成4〜25年、汲古書院)、『浮世草子研究資料叢書』全7巻(共編、平成20年、クレス出版)、『浮世草子大事典』(共編、平成29年、笠間書院)、論文は「近世前期怪異小説と笑い」(ハワード・ヒベット+文学と笑い研究会編『笑いと創造第6集 基礎完成篇』平成22年、勉誠出版)等。本務校の他、明治大・東京女子大・学習院大・国際基督教大・慶應義塾大・國學院大やNHK文化センター等の非常勤講師歴多数。
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