ジャンル 現代社会と科学
オンデマンド
【オンデマンド】2024年大統領選挙とアメリカ政治の展望
松井 孝太(杏林大学准教授)
コード | 940701 |
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定員 | 25名 |
単位数 | − |
会員価格 | 受講料 ¥ 13,860 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,860 |
目標
・アメリカの政治制度の基本的な仕組みと現状を学ぶ。
・アメリカ二大政党(共和党・民主党)の特徴と重要争点を学ぶ。
・2024年大統領選挙のこれまでの展開と今後の展望を学ぶ。
講義概要
4年に1度のアメリカ大統領選挙が今年11月に迫ってきました。民主党は現職バイデン、共和党はトランプ前大統領が候補者となる見通しで、大きな禍根を残した2020年選挙のリマッチとなりそうです。アメリカ社会では近年、民主党対共和党、リベラル対保守、エリート対反エリートといった根深い分断状況が続いています。また国内では民主主義の危機が叫ばれる一方で、対外的にはアメリカ主導の戦後国際秩序に対する中国やロシアなど非民主主義勢力からの挑戦に直面しています。本講座では、アメリカ政治の基本的な仕組みと現状について学ぶとともに、2024年大統領選挙の展望について考えます。
各回の講義予定
回 | 講座内容 | |
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1 | アメリカの政治制度の基礎知識 | アメリカの大統領制と連邦制は、日本の議院内閣制や地方自治とは大きく異なる特徴を持っています。ここでは、議会・大統領・裁判所の三権による抑制と均衡や、連邦と州の役割分担など、アメリカ政治の理解に欠かせない政治制度の仕組みとその歴史的背景について学びます。 |
2 | アメリカ大統領選挙の仕組み | アメリカの大統領選挙は、しばしばマラソンに例えられるほど長くハードな戦いです。ここでは大統領選挙の仕組みを学び、「予備選挙」「選挙人」「激戦州」など、日本ではあまり馴染みのない言葉が持つ意味について理解を深めます。 |
3 | アメリカ二大政党の特徴 | アメリカでは過去150年間以上、共和党と民主党という二大政党が争ってきました。支持基盤や政策を異にするこれら二大政党は近年ますます対立を深めており、「分極化」と呼ばれる現象が起きています。ここでは、アメリカ二大政党の特徴と両者の対立争点について理解を深めます。 |
4 | アメリカ社会の分断と「分極化」 | 1970年代以降、現在に至るまで、民主党と共和党の間の対立は次第に激しさを増してきました。現在では、有権者レベルにおいても、政党支持をアイデンティティとした「感情的分極化」という現象が見られるようになっています。ここでは、分極化がいかなる要因によってどのように進んできたのかを学びます。 |
5 | 「トランプ現象」と共和党の変容 | 従来のアメリカ大統領像から大きく逸脱した言動を展開したトランプ前大統領は、アメリカ政治と国際関係に多大なインパクトを与えました。ここでは、トランプが登場した背景と政治的・政策的遺産について改めて振り返るとともに、トランプが共和党にもたらした変化について学びます。 |
6 | バイデン政権の成果と分割政府の現状 | バイデン大統領は、トランプ前政権からの大転換とコロナ禍からの回復を目指してきました。政権発足後の2年間はいくつもの重要立法を実現した一方で、後半は分割政府状態の下で政策の停滞が深刻化しました。ここでは、ウクライナ支援や対中政策をはじめ、国内外で様々な課題に直面するバイデン政権のこれまでの成果について学びます。 |
7 | 2024年大統領選挙の展望 | 11月の本選挙がいよいよ間近となり、両陣営のキャンペーンも熱を帯びてきます。ここでは、大統領選挙に向けた最新情勢と主な争点、今後予想される展開について学びます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆視聴期間は一般申込開始(2024/11/26)から学期終了翌月末(2025/04/30)までになります。一般申込開始(2024/11/26)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2024年度 夏期 「【対面+オンラインのハイブリッド】2024年大統領選挙とアメリカ政治の展望」 (07/01〜09/02 月曜日、全7回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。
講師紹介
- 松井 孝太
- 杏林大学准教授
- 東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学、イェール大学フォックス・インターナショナル・フェロー等を経て現職。専門はアメリカ政治、政治学、社会保障・労働政策。著作に『分断されるアメリカ』(共著、宝島社)、『アメリカ政治の地殻変動:分極化の行方』(分担執筆、東京大学出版会)、『50州が動かすアメリカ政治』(分担執筆、勁草書房)、『トランプ政権の分析』(分担執筆、日本評論社)など。