ジャンル 人間の探求

オンデマンド

【オンデマンド】名著で学ぶ哲学史

  • 冬講座

岡本 裕一朗(玉川大学名誉教授)

コード 940504
定員 25名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 9,900
ビジター価格 受講料 ¥ 9,900

目標

・哲学の基本的な考え、ものの見方を理解する。
・社会が大きく転換するとき、哲学がどう変わるのかを理解する。
・社会的な教養として、哲学の歴史を知る。

講義概要

哲学には興味があっても、いざ本を読んでみると、なかなか理解できないという経験はありませんか。さまざまな主義や理論が提唱されていますが、あまりポイントがつかめないことも多いようです。その一番の理由は、使用される言葉(「概念」)の難しさにあります。この講座では、哲学の名著を毎回一つ取り上げ、その基本的な内容とそれをとりまく背景についてお話しします。この講座を聞いてから、それぞれの哲学者の著作を読むこともできますし、あらかじめ予習として読んでから、講座を受講することも可能です。学ぶ対象がハッキリしていますので、講座に積極的に参加できると思います。この機会に、哲学の名著を読んでみてはいかがでしょうか?

各回の講義予定

講座内容
1 「イデア」とは何だろうか? プラトンの『パイドン』を使って、イデア論がどんなもので、なぜイデア論が提唱されたのかを理解します。
2 「コギト(われ思う)」をどう考えるか? デカルトの『省察』を使って、「コギト」命題の画期的な意義を理解します。
3 「コペルニクス的転回」とは何を意味するか? カントの『純粋理性批判』の序文にもとづいて、カントが自分の理論をコペルニクスに類比して語った理由を理解します。
4 「超人」をどう理解するか? ニーチェが『ツァラトゥストラ』の中で語った「超人」は、有名な割にその意味は理解されていません。彼はどうしてその言葉を語ったのか、『ツァラトゥストラ』の思想を説明します。
5 「存在論」と「実存」の関係を考える ハイデガーの『存在と時間』にもとづいて、20世紀のキーワードになった「実存」の意味を明らかにして、それがなぜ存在論で問題となるのか明らかにします。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2024/11/26)から学期終了翌月末(2025/04/30)までになります。一般申込開始(2024/11/26)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2024年度 夏期 「名著で学ぶ哲学史」 (07/03〜07/31 水曜日、全5回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

岡本 裕一朗
玉川大学名誉教授
1954年福岡生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学・九州大学)。九州大学文学部助手、玉川大学文学部教授などを経て、玉川大学名誉教授。専門分野は西洋近現代哲学。著書に『ヘーゲルと現代思想の臨界』(ナカニシヤ出版)、『フランス現代思想史』(中公新書)、『いま世界の哲学者が考えていること』(朝日新聞出版)、『哲学と人類』(文藝春秋社)、『哲学100の基本』(東洋経済新報社)などがある。

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