ジャンル 世界を知る
オンデマンド
【オンデマンド】台湾の魅力探訪
片倉 佳史(武蔵野大学客員教授)

コード | 940304 |
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定員 | 25名 |
単位数 | − |
会員価格 | 受講料 ¥ 7,920 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 7,920 |
目標
・親しき隣国「台湾」の素顔に触れ、日本との関わりを学ぶ。
・知られざる現代台湾の社会事情を偏りなく学ぶ。
・日本の統治下に置かれた半世紀が現地でどのように捉えられているのかを知る。
・台湾を訪れた際に、より深く現地の空気を楽しめるよう、社会的実情を理解する。
講義概要
日本にとっての親しき隣人。そして、アジア東部の地理的要衝となっている台湾。本講座ではこの台湾をキーワードとし、地理や風土、日台関係史、東アジア海洋文化圏、日本統治時代の建築や遺構、国際交流、言語文化など、様々な切り口から学ぶ。そして、アジア地域における国際関係や歴史、外交についても考えていく。さらに、美しい自然や景観、建築探訪など、一歩掘りさげた旅の素材についても紹介。楽しみながら学ぶことで「台湾らしさ」を感じ、台湾から日本を見つめることで、異なった切り口で「日本とは何か」についても、探究・考察する。
各回の講義予定
回 | 講座内容 | |
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1 | 台湾とは何か〜知られざる隣人たちの素顔、台湾の歴史をたどる〜アジアの中の台湾 | 前半では、台湾理解のアウトラインということで、台湾のプロフィール、自然景観、民族構成、言語事情などを紹介。画像を多く用い、親しみを感じてもらいながら、台湾の全体像を紹介。台湾固有種の鳥や蝶なども取り上げながら、台湾の地理や地質、自然生態、動植物についても解説する。 後半では、台湾の歴史を流れに沿って解説。日本統治時代以前の台湾の存在をアジア史の中から考察し、日本や東南アジアとの絡み、日清戦争前後のアジア情勢などに触れる。また、台湾人の戦争体験や戦後の歩みについて解説。講義では分かりやすく、具体的な事例やスポットを提示しながら解説。 |
2 | 日本統治時代の台湾〜発展の礎を考える、台湾の「今」を考える〜台湾が目指す未来 | 前半では、台湾史の中で、日本統治時代(1895年〜1945年)について解説。ここでは歴史を時間的な軌跡と捉えるのではなく、現在への繋がりを重視し、生き続ける歴史という切り口で詳述する。現在も残されている建造物や遺構、産業遺産、リノベーションされて再利用される老家屋や官舎など、台湾旅行の素材にもなりそうな物件を取り上げながら解説。 後半では、台湾社会の実情と台湾が目指す未来について考察。台湾が取る対中政策とはいかなるものか、また、アメリカや日本、東南アジア・オセアニア諸国との連携、半導体製造をはじめとする産業政策にも触れつつ、「民主主義」をキーワードに進められる台湾社会の未来像を現地の実情を踏まえつつ、紹介。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆視聴期間は一般申込開始(2024/11/26)から学期終了翌月末(2025/04/30)までになります。一般申込開始(2024/11/26)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2024年度 夏期 「台湾の魅力探訪」 (07/30〜08/06 火曜日、全2回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。
講師紹介
- 片倉 佳史
- 武蔵野大学客員教授
- 台湾在住作家。武蔵野大学客員教授。1969年生まれ。早稲田大学教育学部教育学科卒業後、出版社勤務を経て、台湾と関わる。台湾に残る日本統治時代の遺構や建造物を記録するほか、古写真や史料の収集、古老への聞き取り調査などを進めている。著書に『台湾のトリセツ〜地図で読み解く初耳秘話』、『台北・歴史建築探訪〜日本が遺した建築遺産を歩く』、『台湾に生きている日本』など。台湾でもいくつかの著作があるほか、台湾生活情報誌『悠遊台湾』を毎年刊行している。台湾事情や歴史秘話、日台の結びつきなどをテーマに講演をこなすほか、テレビやラジオ番組の企画・監修、ツアーの企画なども行なっている。