ジャンル 世界を知る

オンデマンド

【オンデマンド】教皇庁から見る中世ヨーロッパ

  • 冬講座

鈴木 喜晴(早稲田大学講師)

コード 940302
定員 25名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 15,840
ビジター価格 受講料 ¥ 15,840

目標

・中世教皇庁についての近年の研究動向を知る。
・教皇庁とヨーロッパ各地の教会の関係を理解する。
・教皇庁の組織と財政について認識を深める。

講義概要

11世紀に組織として大きく変貌したローマ教皇庁は、以後、数百年間にわたって国際政治の基礎を形作るとともに、「ヨーロッパ」的な社会秩序を生み出すよすがともなりました。教皇はなぜ、中世半ば以降の西欧で重要な地位を占めることができたのか、この宗教・政治・文化の結節点として機能した独自の組織、制度について考えます。
本講座は13世紀の教皇庁について解説していきます。シュタウフェン朝の崩壊といわゆる大空位時代とともに、教皇庁とカペー朝フランス王国の関係は深まり、地中海とイタリアをめぐるパワーバランスは大きく変化しました。この時期の教皇たちがとった外交戦略が今期のメインテーマです。

各回の講義予定

講座内容
1 13世紀の教皇庁(ガイダンス) 今までの講座の概要と確認、今期の授業の流れについて。
2 シュタウフェン朝の崩壊 皇帝フリードリヒ2世の死(1250)以後の国際情勢。
3 カペー朝フランス王国の拡大(1) カペー朝フランスとプランタジネット朝イングランドについての基礎知識と教会とのかかわり。
4 カペー朝フランス王国の拡大(2) フランス王国の拡大と地中海政策について。
5 教会組織の変容と教皇庁 普遍教会に対する同時代人の立場と教皇への視線。
6 アナーニへの道(1) 多極化するヨーロッパ世界と、王権と教権の抗争。
7 アナーニへの道(2) 曲がり角に立った教皇庁はどのように生き残りを図ったのか。
8 教皇庁とシャルル・ダンジューの「イタリア」 南イタリアをめぐる覇権争いと教皇庁。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2024/11/26)から学期終了翌月末(2025/04/30)までになります。一般申込開始(2024/11/26)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2024年度 夏期 「【対面+オンラインのハイブリッド】教皇庁から見る中世ヨーロッパ」 (07/03〜08/28 水曜日、全8回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

鈴木 喜晴
早稲田大学講師
1973年横浜生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、早稲田大学本庄高等学院講師(世界史)、早稲田大学講師(西欧中世史)。
  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店