ジャンル 世界を知る
早稲田校
フランスにおけるマリア崇敬 ノートルダム大聖堂と出現のマリア
大須賀 沙織(東京都立大学准教授)

曜日 | 月曜日 |
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時間 | 15:05~16:35 |
日程 |
全6回
・01月20日 ~
03月10日 (日程詳細) 01/20, 01/27, 02/03, 02/17, 03/03, 03/10 |
コード | 140313 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・ノートルダム大聖堂のマリア像を一歩踏みこんで鑑賞する。
・マリア出現の事例と今日までの影響を考える。
・マリア崇敬の時代ごと、土地ごとの特徴を捉える。
講義概要
フランスでは、時代ごと、地方ごとに聖母マリアへの信心が育まれ、マリアに捧げる聖堂が各地に作られてきました。神へのとりなし手として、最大の祈りの対象でありつづけてきたマリアは、大革命後のフランスでとりわけ多く目撃され、「マリア出現」の起きた場所は、人々が足を運ぶ巡礼地となっていきました。本講座では、シャルトルとパリのノートルダム大聖堂と、19世紀に起きた三大マリア出現を取りあげ、フランスにおけるマリア崇敬のありようを探ります。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 01/20 | ノートルダム大聖堂とマリア出現 | フランスにおけるマリア崇敬、フランス各地のノートルダム大聖堂、マリア出現とは |
2 | 01/27 | シャルトルのノートルダム大聖堂 | 洞窟、泉水、大地母神、黒マリア、美しき絵ガラスの聖母 |
3 | 02/03 | パリのノートルダム大聖堂 | シテ島の聖域、母胎回帰、14世紀の聖母子像、典礼空間、柱の聖母とピエタの聖母の黙想 |
4 | 02/17 | パリのマリア出現(1830) | パリ7区の礼拝堂、無原罪のマリア、愛徳姉妹会修道女カトリーヌ・ラブレ(1806-1876)、不思議のメダイユ |
5 | 03/03 | ラ・サレットのマリア出現(1846) | アルプス山脈、涙のマリア、少女メラニー・カルヴァ(1831-1904)、警告、メッセージ |
6 | 03/10 | ルルドのマリア出現(1858) | ピレネー山麓、無原罪のマリア、少女ベルナデット・スビルー(1844-1879)、洞窟、泉水、病気治癒 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆フランス語の言葉や文章も参照しますが、日本語で解説します。
講師紹介
- 大須賀 沙織
- 東京都立大学准教授
- 早稲田大学大学院文学研究科フランス文学コース修士課程修了、パリ第4・ソルボンヌ大学博士課程修了、博士(文学)。東京都立大学人文社会学部フランス語圏文化論教室准教授。専門はバルザックにおける神秘思想とキリスト教文化。現在のテーマはギュイヨン夫人、スウェーデンボルグ、マリア出現、聖顔の信心、祈りと聖歌。