ジャンル 世界を知る
早稲田校
映画を愉しむためのアメリカ文化知識 2024年米大統領選と2025年米次期政権を睨んで
渡辺 将人(政治学者)

曜日 | 土曜日 |
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時間 | 10:40~16:35 ※途中休憩をはさみます。 |
日程 |
全3回
・02月08日 ~
03月01日 (日程詳細) 02/08, 02/22, 03/01 |
コード | 140307 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 26,730 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 30,739 |
目標
・アメリカの映画やドラマを愉しむための文化知識に親しみます
・2024年トランプVSハリスの大統領選挙と2025年米次期政権を読み解くヒントを解説します
・映画やドラマで英語を学ぶ方法について考えます
講義概要
ネット動画配信プラットフォームの浸透で、日本国内でのアメリカの映画ドラマ消費は、質・量ともに新たなフェイズに突入しています。作品の背後にある見えない文化差はビジネスや生活習慣に遍在するやっかいな代物ですが、押さえておけば作品が違う角度で味わえます。米議会、米上院・大統領選での実務を経て、日本とアメリカのメディアで放送・映像の制作に携わってきたアメリカ研究者である講師が、アメリカ映画・ドラマを手掛かりにアメリカ文化を読み解きます。特に2024年大統領選挙で誕生する新政権をどう理解したらいいのか、アメリカ政治のニュースを読み解く鍵もお伝えします。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 02/08 | アメリカ社会3大要素 | あるデーティングサイトサービスが日本進出したときの日本版から利用者のプロフィール欄と相手への希望項目欄の双方からいくつかの項目を削除した。それはエスニシティ(民族)、宗教・信仰、政治信条の3つだった。それはなぜだろうか。このアメリカ3大要素をしっかりおさえるだけで、映画もニュースもぐっと理解度が上がる。具体的な作品とともにその実例に触れてみたい。 |
2 | 02/22 | アメリカ政治と文化の核心(1) | 2024年は大統領選挙の年。トランプVSバイデンから、トランプVSハリスで注目されるが、トランプと共和党、ハリスと民主党の本質はどんなところにあるのか。次期政権の特徴はどうなのか。アメリカの分断とは何なのか。米議会、米上院・大統領選挙での現場スタッフを経て、テレビ局で映像制作に携わってきたアメリカ研究者である講師が、豊富な体験談や実例から、アメリカ政治を「映画と現実の間がどこにあるのか」を読み解きます。 |
3 | 03/01 | アメリカ政治と文化の核心(2) | アメリカには日本にはない政治風刺コメディの文化がある。こうしたトゲのある映像文化とポリコレはどう共存しているのか。アメリカの作品を視聴する上でピンとこない日米の違いに絞って、アメリカの政治制度、文化、保守とリベラル、都市文化、教育制度、信仰、人種問題など「見えないアメリカ」を網羅的に解説し、作品で実例を確認していく。 |
テキスト
テキスト
渡辺将人『アメリカ映画の文化副読本』(日経BP)(ISBN:978-4296119479)
講師紹介
- 渡辺 将人
- 政治学者
- シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了。早稲田大学大学院政治学研究科にて博士(政治学)。米下院議員事務所・上院選本部、テレビ東京報道局経済部、政治部記者などを経て、北海道大学大学院准教授。コロンビア大学、ジョージワシントン大学、台湾国立政治大学、ハーバード大学で客員研究員を歴任。2023年より慶應義塾大学総合政策学部准教授。専門はアメリカ政治。独自取材によるアジア発のオバマ大統領評伝『大統領の条件』のほか、『アメリカ映画の文化副読本』、『台湾のデモクラシー』など著訳書多数。受賞歴に大平正芳記念賞、アメリカ学会斎藤眞賞ほか。