ジャンル 日本の歴史と文化
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転換期としての大正時代 現代日本社会の源流を考える
小山 俊樹(帝京大学教授)

曜日 | 金曜日 |
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時間 | 10:30~12:00 |
日程 |
全2回
・02月14日 ~
02月21日 (日程詳細) 02/14, 02/21 |
コード | 740262 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 5,940 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 6,831 |
目標
・現代日本社会の源流として、大正時代の政治・経済・社会をまなぶ。
・なぜ大正時代において、政治・経済・社会それぞれの分野で変化が起こったか。その変化はどのような影響を与えたかを考える。
・明治時代や昭和戦前期をむすぶ転換期としての大正時代に注目し、その理解を深める。
講義概要
今から約100年以上前の大正時代(1910〜1920年代前半)は、明治以降の近代社会を形成してきた日本にとっての転換期でした。それまで官僚や軍が担っていた政治に、議会を基盤とする政党が進出して、政権を担うようになりました。さらに日露戦争(1904〜1905年)をはじめ、世界大戦、シベリア出兵、関東大震災、そして米騒動を頂点とする民衆騒擾や大衆運動の展開が、経済・社会の転換をうながしていきます。本講義では、明治時代と昭和戦前期のはざまで見過ごされがちな大正時代を重要な転換期としてとらえ、その変動を解説するとともに、現代日本における社会の源流としての大正時代に関する理解を深めることをめざします。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 02/14 | 大正時代の日本① 民衆騒擾の時代 | 大正時代(1 9 1 2〜1 9 2 6)の前半期/日露戦争後の社会情勢、政治状況の変化(大正政変と第一次護憲運動)、第一次世界大戦の勃発とその影響などについて。 |
2 | 02/21 | 大正時代の日本② | 大正時代(1 9 1 2〜1 9 2 6)の後半期/第一次世界大戦後の社会情勢、経済状況の変化(大戦景気と戦後恐慌)、男子普通選挙制度や大衆消費社会の成立などについて。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は2月28日(金)を予定しています。
◆参考書籍:『大学でまなぶ日本の歴史』(小山俊樹他編著、吉川弘文館)および『大正史講義』(筒井清忠編、ちくま新書)を事前にお読み頂くと、より理解が深まります。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
講師紹介
- 小山 俊樹
- 帝京大学教授
- 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了、博士(人間・環境学)。現在、帝京大学文学部教授。『五・一五事件』(中公新書)でサントリー学芸賞(歴史・思想分野)受賞。主著に『憲政常道と政党政治』(思文閣出版)、『評伝森恪』(ウエッジ)、『近代機密費史料集成Ⅰ・Ⅱ』(ゆまに書房)、『立憲民政党全史』(共著、講談社)、『昭和史講義1〜3』『大正史講義』『思想史講義【大正篇】』(共著、ちくま新書)、『昭和史研究の最前線』(共著、朝日新書)、『大学でまなぶ日本の歴史』(共編著、吉川弘文館)など。