ジャンル 現代社会と科学
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人類は持続可能に生きられるのか―大阪万博も目指すSDGsって実際どうなの?
伊勢 武史(京都大学准教授)

曜日 | 火曜日 |
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時間 | 19:00~20:30 |
日程 |
全4回
・01月28日 ~
02月25日 (日程詳細) 01/28, 02/04, 02/18, 02/25 |
コード | 740786 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,662 |
目標
・生態学と環境科学の基礎知識を身につける。
・我々が直面している環境問題を解決するためにできることを考える。
・情報を取捨選択して冷静に分析するための素養を身につける。
講義概要
大阪万博はSDGsを目指すとのことですが、環境保全と経済発展はほんとに両立するの?こんな疑問を持つ人もいるかもしれません。規制やがまんだけの環境保全では、息が詰まってしまう人もいるかもしれません。この講義では、持続可能性(サステナビリティ)とは何か、どうすれば達成できるかを軸に、環境問題を考えていきます。経済・社会と環境保全をどのように両立できるか、ヒントを学びましょう。最近よく聞くSDGsやESD教育・ESG投資などの意味をしっかり学ぶことで、持続可能な未来を実現する人材育成に貢献します。ともすれば「地球がかわいそう」などの感情論が先走りがちな問題を、冷静に科学として学んでみましょう。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 01/28 | 持続可能性(サステナビリティ)とは | なぜ、昨今は持続可能性が問題になっているのでしょうか?それは、有限な資源の供給スピードと、利用のスピードのバランスがくずれているからです。この講義では、サステナビリティの基本コンセプトをしっかり学び、実社会がどうなっているかを考えます。 |
2 | 02/04 | 人類の歴史とサステナビリティ | 人間が生きていくためには、資源を利用しなければなりません。資源には、基本的な衣食住や、エネルギー、スペースなどがあります。資源の使い方がまずいと、人類のサステナビリティが危ぶまれることになります。歴史から学んでみましょう。 |
3 | 02/18 | 経済・社会・教育とサステナビリティ | 環境意識が高まっている現代では、環境を守りながら経済的に発展し、社会を豊かにすることを目指すESG投資が注目されています。また、持続可能な未来を実現するためのESD教育もさかんになりはじめています。これら具体的な手段について考えてみましょう。 |
4 | 02/25 | 人と自然は共存できるか? | 人間も動物の一種ですので、利己的な性質を持っていることは否定できません。それでもしっかりと教育を行い、うまくデザインされた仕組みを利用することで、人と自然の共存は可能なはずです。この講義から、いくつかの事例を学んでみましょう。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は、3月4日(火)に行います。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
講師紹介
- 伊勢 武史
- 京都大学准教授
- ハーバード大学にて博士号を取得(Ph.D in Biology)。専門分野は森林生態学と環境科学。コンピュータシミュレーションや人工知能など情報科学技術を活用した研究をするとともに、サイエンスコミュニケーションをライフワークとしている。著書に「学んでみると生態学はおもしろい」など。令和6年度から使われる中学国語の教科書(光村図書・東京書籍の2社)に著作が採用される。