ジャンル 芸術の世界
中野校
音世界の探求―「音色」の正体と変化 デジタル技術とYouTube動画から音色を分析・理解する
横川 理彦(日本のシンガーソングライター、音楽プロデューサー、ヴァイオリニスト)

曜日 | 木曜日 |
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時間 | 15:05~16:35 |
日程 |
全5回
・01月30日 ~
02月27日 (日程詳細) 01/30, 02/06, 02/13, 02/20, 02/27 |
コード | 340414 |
定員 | 24名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 14,850 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 17,077 |
目標
「音色」の観点から音楽・音世界の理解を深める
講義概要
'24年の著作「NEIRO よい『音色』とは何か」(B.N.N)をベースとして、「音色」の観点から音楽・音世界を分析・理解する。まず、デジタル技術から「周波数の時間変化」として音色がどのように成立するのかを説明し、現在の音色のデジタル合成技術を紹介する。次に、さまざまな音色の現象形態を分類・網羅する。その際、楽器の音色・声の音色・アンサンブルの音色の3つに分けて説明、最後に人を取り囲む音世界についても考察する。全5回とも、豊富な音と映像の資料を実際に視聴することで、受講者の実体験として理解を深めることを目標としたい。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 01/30 | 音色の科学 | 現在のデジタル技術において実際上音色がどのように分析・合成されているのかをDAW(Digita Audio Workstationー音楽制作ソフト)をベースに、シンセサイザーとサンプリングの技術で解説する |
2 | 02/06 | 楽器の音色 | 打つ・擦る・吹く・弾く・電気を使う、の5種類に分類される楽器について、それぞれの代表的なものの音色の特徴を名演奏家の演奏を視聴しながら探っていく |
3 | 02/13 | 声の音色 | 人にとって楽器の中でも特別な存在である歌声について分析する 「初音ミク」のような合成音声についても取り上げる |
4 | 02/20 | アンサンブルの音色 | 複数の楽器によるアンサンブルについて、さまざまな形態(クラシック、ジャズ、ロック、ラテン)ごとに分析する |
5 | 02/27 | メディアの音色と、音世界全体 | 人を取り巻く音世界について、自然音とさまざまなメディアの音の両方を分類・分析し、サウンド・アートの可能性についても考察する |
講師紹介
- 横川 理彦
- 日本のシンガーソングライター、音楽プロデューサー、ヴァイオリニスト
- 横川 理彦(よこがわ ただひこ、1957年1月29日 - )は、日本のシンガーソングライター・音楽プロデューサー・ヴァイオリニスト。鳥取県生まれ、1980年京都大学文学部哲学科卒業。
1982年にキングレコードよりデビュー。4-D(成田忍、小西健司)、P-MODEL、After Dinner、メトロファルスなど、多くのバンドやプロジェクトに参加。演劇・現代舞踏、映画、ワークショップなど、幅広く活動を続けている。音楽制作会社トイロミュージック代表。2023年より音楽に関する書籍を顕彰する「音楽本大賞」選考委員長を務める。