ジャンル 芸術の世界

早稲田校

クラシック音楽を鑑賞する! モーツァルトとベートーヴェン 何が違う?

  • 冬講座

野本 由紀夫(玉川大学教授)

曜日 月曜日
時間 15:05~16:35
日程 全5回 ・02月03日 ~ 03月10日
(日程詳細)
02/03, 02/10, 02/17, 03/03, 03/10
コード 140454
定員 41名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 15,868
ビジター価格 受講料 ¥ 18,095

目標

・映像を見ながら、クラシック名曲の「聴き方ポイント」を身につける。
・楽曲形式の基礎と、実際の楽曲の違いを見つけられる。
・オーケストラやピアノ等の演奏の「見どころポイント」を身につける。
・世界史的な背景からクラシック音楽の理解を深める。
・最終日には生演奏をとおして学習成果を確かめられる。

講義概要

講師初登場となる今回、クラシック音楽の王道ともいうべきモーツァルトとベートーヴェンの比較を通して、音楽鑑賞のより深い楽しみ方に迫ります。第1回、モーツァルト「最後」の交響曲とベートーヴェン「最初」の交響曲。第2回、モーツァルトとベートーヴェンの世界史的背景(職人から芸術家へ)。第3回、早世したモーツァルトとベートーヴェンの耳の病気の真相。第4回、モーツァルトとベートーヴェンのソナタ。第5回、かつて日本音楽コンクールで優勝した清水英理子さんをゲストに迎えて、ヴァイオリン・ソナタを実演、お楽しみいただきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 02/03 モーツァルト「最後」の交響曲とベートーヴェン「最初」の交響曲 モーツァルト(1756-1791)とベートーヴェン(1779-1827)は、ふたりとも「ウィーン古典派」というくくりで語られることが多いです。実年齢も15歳しか離れていません。しかし、その音楽は違いも大きいのです。演奏映像を見くらべるだけでなく、蛍光ペンで楽譜にグラフィックに色を塗る作業をとおして、その違いを「見える化」しようと思います。
2 02/10 モーツァルトとベートーヴェンの世界史的背景(職人から芸術家へ) 同じウィーンで暮らし、わずか15歳しか離れていなかったモーツァルトとベートーヴェン。それなのに、ふたりの住む世界は劇的に異なっていたのです。それが音楽観や生き様にも表れています。世界史的な背景も盛り込みつつ、ふたりの違いを明らかにしていきます。
3 02/17 早世したモーツァルトとベートーヴェンの耳の病気の真相 35歳で早世したモーツァルト。ベートーヴェンが耳の病気だったことも有名です。しかし、それぞれどのような病気で、それがどのように創作に影響を及ぼしたのでしょうか。最近の説もご紹介します。
4 03/03 モーツァルトとベートーヴェンのソナタ モーツァルトとベートーヴェンは、様々な楽器のために「ソナタ」を作曲しています。そもそもソナタとはなにか、ソナタ形式とどう違うのか、基本的な楽曲図式と実際の楽曲との差異も観察しながら、ふたりの「ソナタ観」の違いを講師自身がピアノで演奏しながら解説します。
5 03/10 レクチャー・コンサート かつて日本音楽コンクールで優勝した清水英理子さんをゲストに迎えて、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「スプリング・ソナタ」を実演、お楽しみいただきます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆蛍光ペンを5色お持ちいただけると、理解が深まります。

講師紹介

野本 由紀夫
玉川大学教授
桐朋学園大学助教授を経て、現在、玉川大学芸術学部教授。NHK「名曲探偵アマデウス」および「ららら♪クラシック」の監修者・解説者、「又吉直樹のヘウレーカ!」、「チコちゃんに叱られる」他に出演。主著『はじめてのオーケストラ・スコア』はすでに27刷となるロングセラー。西洋音楽史・音楽文化論・音楽鑑賞理論・オーケストラ指揮者としても活動中。
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