ジャンル 芸術の世界
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正倉院の工芸技法 材質別にみる構造と製作技術について
西川 明彦(宮内庁正倉院事務所 前所長)

曜日 | 土曜日 |
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時間 | 10:30~12:00 |
日程 |
全8回
・01月11日 ~
03月15日 (日程詳細) 01/11, 01/18, 02/01, 02/08, 02/15, 02/22, 03/01, 03/15 |
コード | 740407 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 23,760 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 27,324 |
目標
・正倉院宝物を通じて古代における工芸品の材料および加工技術の選定理由を知る。
・正倉院宝物の材料や製作技術に関係する史料を読み解く。
・正倉院宝物の構造や材料についての自然科学的な調査手法や科学分析について理解する。
講義概要
8世紀に成立した正倉院の工芸品について、その時代における東西の文化交流を概観しながら、そこに用いられた高度な技術および材料科学などの観点から現代文明の淵源を見いだす。
正倉院宝物を木工、漆工、金工、ガラスなど材質別に、近年行った調査や修理、再現模造製作について、その方法や理念も織り混ぜながら論じる。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 01/11 | 正倉院概説 | ①工芸史概論 ②正倉院概説 |
2 | 01/18 | 正倉院の金工1 | ①金工の始源と歴史 ②古代の金属材料 |
3 | 02/01 | 正倉院の金工2 | ③金工品の製作技法 |
4 | 02/08 | 正倉院のガラス | ①ガラスの始源 ②古代のガラス材料 ③古代ガラスの製作技法 |
5 | 02/15 | 正倉院の木工1 | ①素材 ②木工具の歴史 ③製作技法 |
6 | 02/22 | 正倉院の木工2 | ④接合方法 ⑤装飾技法 |
7 | 03/01 | 正倉院の漆工1 | ①漆の始源と歴史 ②漆の素材と特性 ③奈良時代の文献にみる漆工技法 |
8 | 03/15 | 正倉院の漆工2 | ④漆塗りの素地 ⑤漆の装飾技法 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆参考図書:『正倉院宝物の構造と技法』西川明彦著(中央公論美術出版・ISBN:978-4805508756)、『正倉院のしごと』西川明彦著(中央公論新社・ISBN:978-4121027443)をお読みいただくと、より理解が深まります。
◆休講が発生した場合の補講は3月15日(土)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず 「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
備考
3/8(土)は休講となりました。補講は3/15(土)に実施いたします。
講師紹介
- 西川 明彦
- 宮内庁正倉院事務所 前所長
- 1961年生まれ。京都市立芸術大学美術学部美術科日本画専攻卒業。京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。博士(美術)京都市立芸術大学 論文博士。
1988年より宮内庁正倉院事務所勤務、整理室長、調査室長、保存科学室長、保存課長、所長などを歴任。定年退職後は保存課調査室再任用研究職員。専門、工芸学。
著書『日本の美術486 正倉院宝物の装飾技法』(至文堂 2006)、『日本の美術523 正倉院の武器・武具・馬具』(ぎょうせい 2009)、『正倉院宝物の構造と技法』(中央公論美術出版 2019)、『正倉院のしごと』(中央公論新社 2023)ほか。
2024年2月よりNHK・Eテレのシリーズ番組『正倉院の扉』でナビゲーターを務める。