ジャンル 世界を知る
中野校
ヒッタイト帝国の興亡 トルコの地に栄えた古代帝国
津本 英利（古代オリエント博物館研究員）
| 曜日 | 火曜日 |
|---|---|
| 時間 | 13:10～14:40 |
| 日程 |
全3回
・11月05日 ～
12月03日 (日程詳細) 11/05, 11/19, 12/03 |
| コード | 330324 |
| 定員 | 36名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 8,910 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 10,246 |
目標
・約3000年前に栄えたヒッタイト帝国の歴史と文化を学ぶ
・「鉄器を世界で最初に使った帝国」は事実か
・トルコにおける考古学発掘の様子
講義概要
今から約3000年前、現在のトルコで栄えたヒッタイト帝国。エジプトと古代オリエント世界を二分し、決戦ののち世界最古の和平条約を締結した国として知られています。また世界で最初に鉄器を使った国としても知られています。この講座では、ヒッタイトの歴史と文化、そして発掘から明らかになってきたその実像を解説します。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 11/05 | ヒッタイト帝国の歴史 | ヒッタイト帝国は約120年前に再発見されるまで、人々の記憶からほとんど忘れ去られていました。再発見後、発掘調査で発見された粘土板文書の解読から、その歴史が明らかになってきました。紀元前1600年頃の建国の経緯から、紀元前1200年頃の滅亡まで、まだ不明な点が多いヒッタイト帝国の歴史と文化を概観します。 |
| 2 | 11/19 | ヒッタイト帝国の謎に迫る | ヒッタイトは世界で初めて鉄器を使ったとされています。また、当時の新兵器である戦車(二頭立て馬車)を使った軍事力で、古代エジプト文明と互角に戦ったといわれています。なぜ古代オリエントの強国として隆盛したのか、またなぜ滅んだのか。最新の研究成果をご紹介します。 |
| 3 | 12/03 | ヒッタイト帝国の都市遺跡を掘る | 日本を含む各国の発掘調査隊により、トルコ国内各地でヒッタイト帝国の都市遺跡の発掘調査が続けられています。講師が参加したヒッタイト都市遺跡での様子を中心に、ヒッタイト帝国の都市の実像や、約3000年前当時の暮らしぶり、文明を支えた技術を解説します。 |
講師紹介
- 津本 英利
- 古代オリエント博物館研究員
- 岡山市生まれ。専門分野は西アジアおよびヨーロッパの考古学。筑波大学およびマールブルク大学(ドイツ)で学ぶ。トルコ、シリア、イスラエルでの発掘調査に参加。著作として『ヒッタイト帝国 「鉄の王国」の実像』(PHP新書)、『古代オリエントガイドブック』(編著:新泉社)がある。
